5月7日~9日に実施した大峯奥駈道その1(吉野~五番関)の続きを実施しました。和佐又キャンプ場まで車で入り、前鬼へ降りました。コースの概要は、和佐又キャンプ場~大普賢岳~七曜岳~行者還岳~行者還避難小屋(泊)~弥山小屋(泊)~八経ヶ岳~明星ヶ岳~仏生ヶ岳~孔雀岳~釈迦ヶ岳~太古の辻~小仲坊(泊) 大峯奥駈道の核心部を通る3泊4日のコースです。総距離は、30km弱で全体の三分の一でしょうか。
 すれ違った、あるいは、追い越された登山者の多くは、大峯奥駈道の踏破にそれぞれのスタイルで取り組んで見える方ばかりでした。ツアーへの参加者、単独行やグループでのチャレンジ、そして、修験者の方々。総勢40名を越える方々と触れ合うことができました。また、山小屋や宿坊、タクシーやコミュニティバス、そして地域の関係者など、多くの方々の支援・協力によって奥駈道が維持されていることを感じ取ることができました。

 

国道169号線が数日前まで土砂崩れで通行止め。

地元の工事業者等の奮闘により、なんとか開通が間に合い、

和佐又キャンプ場まで来ることができました。

これは、和佐又のコルを越えたあたりです。

 

シタンの窟。大普賢岳への途中にいくつかの窟があります。

有名な笙の窟は、62番靡といわれています。

 

けっこう、急登が続いて、自炊用の水を持ち上げることは、こたえました。

 

小普賢岳です。

 

水太覗からの眺め。

 

弥勒岳は、61番靡。

 

シャクナゲが奇麗でした。

 

大普賢岳ファミリーと呼ぶ人もいるようです。

 

稚児泊(60番靡)、七つ池(59番靡)を経て、七曜岳(59番靡)へ。

この下りは、けっこう緊張しました。

 

シロヤシオも咲いていました。

 

行者還岳。稜線から往復20分くらい。

 

1日目の宿、行者還避難小屋です。中は、けっこう、快適でした。

ただ、水場が、枯れており、水を持ち上げて正解でした。

 

2日目は、弥山小屋まで。約5時間の行程です。

途中、とても快適な歩きが楽しめます。

今まで歩いてきた大普賢岳、行者還岳が振り返って眺められます。

 

奥駈出合から高度差約400mを登って弥山小屋(1895m)へ着きました。

弥山頂上にある天河奥宮に参拝しました。

 

弥山頂上から八経ヶ岳、明日登る予定の釈迦ヶ岳方面です。

 

真ん中の釈迦ヶ岳手前の核心部のギザギザが見えます。

 

国見八方覗から。踏破してきた稜線が眺められます。

 

3日目は、朝から雨模様でした。終日、レインウェアを着用しての行動でした。

雨量は少なく、むしろ風よけとして役に立ちました。

 

明星ヶ岳。

 

途中の崩落地。

 

五鈷峰。

 

舟ノ垰(たわ)。舟の形の窪地です。

 

釈迦ヶ岳方面

 

椽ノ鼻(えんのはな)の蔵王権現様。

 

今日は、風が強く、寒かったです。釈迦ヶ岳方面。

 

釈迦ヶ岳です。

 

都津門。第39靡。岩がくりぬかれて、穴になっています。

 

深仙の宿(38番靡)の潅頂堂。

 

太古の辻。ここから前鬼の小仲坊へ下ります。

 

けっこう、ハードな登山道でした。小仲坊到着です。

 

小仲坊全景。修験者の方々、ツアーグループの方々など、総勢30名くらいが泊まりました。
4日目は、タクシーで和佐又キャンプ場まで移動し、入の波(しおのは)温泉・山鳩湯に入って帰りました。