「武器がなかった」 | ヤメ証しんきちのブログ

ヤメ証しんきちのブログ

元JW2世のしんきちです。
これまでの半生を振り返って整理するためのブログです。
書きたいことをすべて書いてしまったら更新を停める予定です。
共感してもらえたり、誰かの参考になったりしたらいいなと思います。

鞭問題で必ずと言っていいほど出てくる反論の1つが、「昔はそういう時代だった。学校でも体罰されていたし、子どもを殴る親も多かった。」という時代のせいにすることです。

私自身も、そう言われればそうなのかなと思う部分もありますが、だからといって正当化されるものではないと思っています。

いろんな方のブログや他の書き込みを読むと、いろんな捉え方があって、考えさせられます。

 

最近、読んだサイトで1つ納得の表現がありました。

昔も許されていたわけじゃないと思う。

ただ、やられた方やそれがおかしいと思う人たちに武器がなかったから、泣き寝入りするしかなかったんじゃないかな。

昔も今も、こんなこと普通なわけない。

 

記事自体は鞭問題や宗教2世問題を扱った記事ではありませんでした。

昔のバラエティー番組の動画を見た若い娘さんが、お父さんに「あれが面白いと思ってるの?」と尋ねたそうです。

 

私の家ではテレビはあまり見させてもらえませんでしたし、ドリフとかああいうノリのお笑いを母が嫌っていたのもあって、あまり見たことがないのですが、今では放送されないような際どい演出も多々あったようです。

水着とか裸とか。

 

お父さんは娘の質問に、「今ならNGだけど、当時はそれが当たり前だったし、面白いと思っていた」ということを言ったそうです。

娘さんは嫌悪感をあらわにし、先ほどの言葉を言ったそうです。

 

↓詳しくはこちら。

 

 

鞭問題も同じですね。

2世の子どもの立場からは「おかしい」なんて声は当然あげられません。

お尻を叩けと言われた1世の親も、しなかった親も少数ながらいたかもしれませんが、ほとんどは反論したり拒否したりする武器がなかった。

でも、あんなこと普通ではない。

今も、昔も。

 

だから時代のせいにして正当化することは許されないのです。