鞭問題で必ずと言っていいほど出てくる反論の1つが、「昔はそういう時代だった。学校でも体罰されていたし、子どもを殴る親も多かった。」という時代のせいにすることです。
私自身も、そう言われればそうなのかなと思う部分もありますが、だからといって正当化されるものではないと思っています。
いろんな方のブログや他の書き込みを読むと、いろんな捉え方があって、考えさせられます。
最近、読んだサイトで1つ納得の表現がありました。
昔も許されていたわけじゃないと思う。
ただ、やられた方やそれがおかしいと思う人たちに武器がなかったから、泣き寝入りするしかなかったんじゃないかな。
昔も今も、こんなこと普通なわけない。
記事自体は鞭問題や宗教2世問題を扱った記事ではありませんでした。
昔のバラエティー番組の動画を見た若い娘さんが、お父さんに「あれが面白いと思ってるの?」と尋ねたそうです。
私の家ではテレビはあまり見させてもらえませんでしたし、ドリフとかああいうノリのお笑いを母が嫌っていたのもあって、あまり見たことがないのですが、今では放送されないような際どい演出も多々あったようです。
水着とか裸とか。
お父さんは娘の質問に、「今ならNGだけど、当時はそれが当たり前だったし、面白いと思っていた」ということを言ったそうです。
娘さんは嫌悪感をあらわにし、先ほどの言葉を言ったそうです。
↓詳しくはこちら。
鞭問題も同じですね。
2世の子どもの立場からは「おかしい」なんて声は当然あげられません。
お尻を叩けと言われた1世の親も、しなかった親も少数ながらいたかもしれませんが、ほとんどは反論したり拒否したりする武器がなかった。
でも、あんなこと普通ではない。
今も、昔も。
だから時代のせいにして正当化することは許されないのです。