まずこの切り抜きは10年以上前(今は2021年)のBeginの記事です。販売元はナノユニバースで、同社がボブソンに別注したコラボ商品です。「デニッスラ」と書いてあります。


似たような言葉を耳にした方がいらっしゃると思います。そうです、「デニスラ=デニムスラックス」です。


今エドウィンで一番売れているデニムはこのデニスラらしいです。デニム生地だけどジーンズのような5ポケットパンツではなくスラックスのような形(仕様)になっているものです。エドウィンは課長島耕作に穿かせて宣伝していて、日経新聞も仕事で着るものとして推奨しています。



1年くらい前にエドウィンのデニスラは購入しました。細身のシルエットや穿き心地は申し分ないのですが、二つ不満な点が…。センタークリースがつきにくく取れやすい、そして穿いているうちに膝が出て来てしまう点です。やはり職場で仕事着として着るのであればセンタークリースは付いていて欲しいし膝が出ているのは好ましくないですよね。



そこで今日は、実は10年以上前にセンタークリースが取れないデニムスラックスを作っていたブランドがあったという話と、最近これに似たデニムスラックスを買ったという話をしようと思います。



まず10年以上前にセンタークリースが取れないデニムスラックスを作っていたブランド(ショップ)はナノユニバースです。当時買ってはいないのですが雑誌の切り抜きが残っていました。冒頭の写真です。



ご覧の通りデニスラではなくデニッスラと書かれています。いつの記事かは特定できませんが、10年以上前のBeginの記事だと記憶しています。ナノユニバース内のブランドであるマクティグがジーンズのボブソンに別注したもののようです。タイトルの写真がそれですが、プリーツが入っていながら腿周りはさほど太くなく、そして裾にかけてはテーパードではなくストンと真っ直ぐ落ちる(むしろフレア気味)シルエット、これヤバくないですか?この写真を見て一目惚れしたのでこの記事を切り抜きで取っていたという訳です。


記事を見るとマクティグのデザイナーが自分で「あったらいいな」と思ったものをそのまま作っちゃったとなっています。やっぱりそうですよねー、マケットリサーチをして売れそうな商品を作ろうとしたらこういう秀逸な商品は産まれないですよね。



で、最近購入したのはスーツカンパニーのツープリーツのものです。





同社サイトではオーガニックコットンブレンドデニムと紹介されていて、タグを見るとコットンは62%で残りはポリエステルとポリウレタンでした。




プリーツが入っているのは同じですが、腿周りはかなり太い。お店の方によると、スーツカンパニーが現在展開しているパンツの中では最も太めのシルエットだそうだ。ただ、10年前のマクティグと同じシルエットのものは探してもなかなか見つからなそうなので購入しました。




着たらこんな感じです。去年ユナイテッドアローズで買ったハウンドトゥースのジャケットとオールデンのコードバンVチップを合わせました。

腿周りはちょっと太いが気になるほどではなく、クリースが入っているのでエドウィンのデニスラよりきちんと見えます。


今後活躍してくれるでしょう。

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