梅の実の 
一つ一つを 丁寧に

洗いヘタ取り 梅酒を仕込む




真解鑑定師の藤田恭子です。

6月に入り梅の季節になりました。
梅干しなど仕込んでいる方も
いらっしゃると思います。
恥ずかしながら、
梅干し、梅酒、梅シロップなど
梅にまつわる、いわゆる梅仕事を
した事がありません。
けれど、
今年は初めて梅酒を仕込みました。


梅酒を仕込むには、
梅を洗い一つ一つ水分を拭き取り、
ヘタを取る。
中々、面倒な作業です。
けれど、この一つ一つを丁寧にしないと
美味しい梅酒は出来ません。
1キロの梅を一つ一つ丁寧に
処理していきました。


ふと「丁寧に生きる」という
言葉が出てきました。
「あー何か今丁寧に生きているなー」
そんな風に感じました。


現代は、SNSなど色々な情報が溢れ、
そのスピードは早く
目まぐるしく入れ替わります。
いつのまにか、情報に振り回されて、
取り残されたような、
そんな気持ちになり、
日々の生活も忙しさで
雑に過ごしがちです。


時には少し立ち止まり、
ゆっくりと目の前の事だけを
丁寧に行う。
いつも、心が過去に行って怒ったり
未来に行って不安を感じている。
そんな思考を一旦、止めてみる。


一瞬でも、その一回だけでも
「丁寧に生きた」という行いは
自分の人生の一部になっています。


「一寸坐一寸仏」
いっすんすわれば
   いっすんのほとけ


ほんの一回でも仏の行いを真似る事で、
その行いは善因として人生に刻まれる。
だから、
「一回ぐらいやったって仕方ない」
と思わず気づいた時に
仏の行いを真似るのが大切。
それが、一回、一日、一年、一生と
なっていくんだよ。
という教えです。


「丁寧に生きる」とは、
今に心を置く事。
心が過去や未来にいかず、
目の前の事に心が集中して生きる事。
これを「瞑想」と言います。


お釈迦様は四六時中、常に
今に心をおいてらっしゃったそうです。
私はそんな事は到底出来ませんが、
気づいたら一回でもいいから、
やってみようと思います。


ほんのひと時だけでも
丁寧に過ごしてみる。
ほんのりと幸せを感じられますよ。



今まで教えてもらった事のない心の事を学べる学問です。






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