2021年11月20日(土)は奈良県の明日香村をウォーキングしてきました。

関西方面に用事があったので、明日香村の古墳を巡るか、京都の比叡山に登るか考えたのですが、紅葉時期の比叡山は人混みがすごそうなので、のんびり散策できる明日香村を歩くことにしました。

 

GPSログです。近鉄飛鳥駅をスタートして、高松塚古墳、キトラ古墳、飛鳥川の飛び石、石舞台古墳、岡寺、飛鳥寺を巡って、飛鳥駅に戻る反時計回りのルートです。

 

歩行距離:16.5km
累積標高差:±540m
コースタイム:飛鳥駅(8:05)→高松塚古墳(8:30)→キトラ古墳(9:10)→飛鳥川の飛び石(10:40)→石舞台古墳(11:15)→岡寺(11:35)→飛鳥寺(12:20)→飛鳥駅(13:40)

 

近鉄電車に揺られて飛鳥駅に到着。ここからスタートです。

 

朝陽の入る清々しい遊歩道を歩いていきます。

 

道中には至るとことに案内板があるので迷うことなく歩けます。

 

歩き始めて30分で高松塚古墳に到着。

 

藤原京期(694年 - 710年)に築造された終末期古墳で、直径23m(下段)及び18m(上段)、高さ5mの二段式の円墳です。

 

その隣には文武天皇陵。天武天皇と持統天皇の孫にあたり、藤原京で即位し、大宝律令を制定した文武天皇がまつられています。

 

文武天皇陵から30分でキトラ古墳に到着。

 

高松塚古墳に続き日本で2番目に発見された大陸風の壁画古墳です。

 

併設されている「四神の館」で石室のレプリカを見ることが出来ます。

 

キトラ古墳から飛鳥川の飛び石までは畑の中を歩いていきます。

 

明日香村はかんきつ発祥の地だそうです。

 

「飛鳥川 明日も渡らむ石橋の 遠き心は想ほえむかも」 万葉集にも読まれた飛鳥川の飛び石です。

 

あたりは棚田が広がり日本の原風景のよう。万葉集が読まれた時代からこの景色が広がっていたんですかね。

 

飛鳥川の飛び石から30分で石舞台古墳に到着。

 

蘇我馬子の墓と伝えられる日本最大級の方墳。使用されている石の総重量は2,300トンだそうです。

石室の中に入るとその大きさに圧倒されます。

 

その大きさと当時の土木技術の高さに驚かされました。

 

続いて岡寺(龍蓋寺)へ。

 

花手水がとてもお洒落?綺麗でした。

 

高台にある境内からは金剛山と葛城山が望めました。

 

三重宝塔と紅葉が青空に映えていました。

 

続いて日本最古の飛鳥大仏が安置されている飛鳥寺へ。

 

本尊はなんと撮影OKです。大仏様といえば丸いお顔が多いですが、こちらの大仏様は面長、シュッとした目鼻立ちのお顔でした。

 

飛鳥寺から古い町並みを通って甘樫丘へ。

 

丘の上からは、大和三山の畝傍山と奈良盆地の展望。

 

反対方向には明日香村の景色が一望でした。

 

甘樫丘の紅葉のトンネルを抜けて。

 

最後に天武・持統天皇陵へ。壬申の乱(672年)で大友皇子を倒した大海人皇子(即位後に天武天皇)とその皇后である持統天皇の合葬墓です。

 

スタート地点の飛鳥駅に戻って、ぐるっと一周5時間30分の明日香村ウォーキングでした。

 

歴史の教科書でしか読んだことのない古墳や天皇陵を、実際にこの目で見ることができ、日本の歴史の重みや奥深さを感じることが出来ました。