2021年9月20日(月)の敬老の日は先週に引き続き八ヶ岳に登ってきました。
まずはこちらの地図を御覧ください。八ヶ岳の麦草峠から天狗岳までの地図です。
赤い線がGPSのログですが何か気になる点がありませんか?
そう、中山の「にゅう」の分岐から中山峠までの八ヶ岳の主稜線を歩いていないんです。
麦草峠から「にゅう」の分岐までは2015年9月に、中山峠から天狗岳は2016年3月にそれぞれ登っっているのですが、この間だけすっぽりと抜け落ちていました。
ほんのちょっとの区間なんですが、なんだか喉の奥に小骨が刺さったみたいで、ずっと気になっていたんですよね。
ということで今回はこの区間を歩くことと、もう一つお楽しみを期待してこの区間を歩いてきました。
今回のGPSログです。渋の湯に車を停めて、高見石小屋、中山、黒百合ヒュッテ、渋の湯と時計回りに1周するルートです。
歩行距離:9.5km
累積標高差:±740m
コースタイム:渋の湯(7:30)→高見石小屋(9:20)→中山展望台(10:30)→黒百合ヒュッテ(11:10)→渋の湯(13:30)
渋御殿湯で駐車場の受付と駐車料金を払って、登山スタート。
北八ヶ岳の深い森の中を登っていきます。と書くと楽そうなのですが、実際はゴツゴツとした岩場が続く歩きにくい道です。
森が開けるとそこは賽の河原。ここも岩場を飛び越えるようにして登っていきます。
賽の河原が終わるとまた深い森。
森の中にある高見石小屋に到着。渋の湯から標高差400mですが、登るのに2時間弱かかりました。いや結構大変な登山道でした。
しかし小屋の脇にある高見石から見える景色で疲れが吹っ飛びます。南にはこれから登る中山。
眼下には森に囲まれた白駒の池。
北東には佐久平を挟んで浅間山。
北の方角には、北八ヶ岳のなだらかな山々。天気も良くて最高の展望でした(*^^*)
展望を楽しんだあと、中山に向かいます。標高差200mをゆっくりと登っていきます。
高見石小屋から1時間で中山展望台に到着。
ここからは先週登った天狗岳が望めます。
雲のかかる東天狗岳と、たおやかな西天狗岳。少し色づいている山肌も綺麗です。
中山展望台から「にゅう」への分岐まで来ました。ここから右の道がまだ歩いていない稜線になります。
その稜線は森に囲まれて穏やかでとても歩きやすい登山道でした。
中山峠に下る前最後の展望台から天狗岳を望みます。目の前に聳えていて迫力があります。
中山峠まで下ってきました、ここまでで未踏のルートは終了!あとは緩やかに黒百合平に下ります。
中山峠からすぐで黒百合ヒュッテに到着。
ここでもう一つのお楽しみ、黒百合ヒュッテ名物のビーフシチューを注文。
山の上で食べれられるとは思えない、今まで食べた中で一番美味しいビーフシチューでした(*^^*)
ビーフシチューでお腹いっぱいになった後は、渋の湯に下るだけ・・・なのですが、こちらも岩場の道が続き、苔むした岩が滑る滑る^^;
2回ほど転けそうになりましたが、なんとかゆっくりと下りました。
登山道の周りは苔がびっしり。北八ヶ岳の森は癒しの森でした。
黒百合ヒュッテから2時間で渋の湯に下山しました。
これで気になっていた区間を歩いてスッキリしました。
そして八ヶ岳の阿弥陀岳・赤岳から蓼科山までを歩き通したことになります(*^^*)
赤岳から南は2014年3月に編笠山を登っているので、後は権現岳に登れば八ヶ岳のピークを登り切ることになります。
できれば編笠山から権現岳、赤岳と縦走したいですね。途中にキレットがあるのでちょっと不安ですが・・・
今日は未踏区間を歩いたのと、黒百合ヒュッテのビーフシチューを食べることができて、大満足の1日でした。