1日目からの続きです。
朝目が覚めると天気予報に反して晴れてくれました(*^_^*)
今日登る南駒ヶ岳も朝陽を浴びて輝いています。
縦走に備えてしっかり朝食をとります。
コースタイム
木曽殿山荘(5:15)→空木岳(6:30)→赤椰岳(7:30)→南駒ヶ岳(8:15)→仙涯嶺(9:30)→越百山(10:40)→越百小屋(11:45)
5時15分に木曽殿山荘をスタート。まずは空木岳への急坂を登っていきます。山荘はあっという間に小さくなります。
標高を上げると木曽駒ヶ岳と宝剣岳が見えてきました。
北西に目を向けると御嶽山の大きな山体。
山荘から第一ピークまではハイマツの急登、そこから空木岳の山頂までは岩場を登っていきます。
第一ピーク、第二ピークと偽ピークがあって、第三ピークが山頂です。
山荘から1時間15分で空木岳の山頂に到着!今回の縦走の最高峰です。
3年前に来た時はガスでなにも見えなかったんですが、今回は・・・
展望バッチリ!!南アルプス全体が見渡せました。
写っている山は、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳。
塩見岳、荒川三山、赤石岳、聖岳、光岳。
反対側には御嶽山。
そしてこれから歩く縦走路です。長く続く稜線を見るとテンションがあがります。
それでは縦走開始!!
まずは赤椰岳へ。このルートは各ピークから100m下って、100m登り返す道のりが続きます。
赤椰岳から次のピーク南駒ヶ岳です。
歩いてきた縦走路を振り返る。気持ちがいい「これぞ夏山!」って感じですね。
赤椰岳と南駒ヶ岳の間には「摺鉢窪避難小屋」があります。
この日は2名泊まっていたそうです。水場はないので水を担ぎあげるのが大変そう。
コルから南駒ヶ岳を見上げる。大きな山体が迫ってきます。
深田久弥が百名山を選ぶ際に空木岳にするか南駒ヶ岳にするか悩んだそうです。
どちらも素晴らしい山容です。
コルから急登を登り切って山頂に到着しました。
振り返って空木岳から歩いてきた稜線を眺めると、結構アップダウンがあります。
こちらがこれから歩く縦走路。ガスの右側にちょこんと見えているのが越百山。
今日の目的地、赤い屋根の越百小屋も見えました。
アップダウンで疲れたところでハクサンフウロが癒やしてくれます。
こちらはホシガラスでしょうか? ぜんぜん人を怖がらず近くで撮影出来ました。
そして今日最後の急登、仙涯嶺へ。
仙涯嶺へは岩場を縫うように登っていくので慎重に進みます。
今回のルートで一番の難所。岩場のトラバース。
慎重に通過すれば大丈夫です。
南駒ヶ岳から1時間15分で仙涯嶺の山頂に到着。慎重に歩いたので予定より時間がかかりました。
仙涯嶺まで登ってしまえば、後は越百山までなだらかな稜線が続きます。プロムナードです。
ですが残念ながら早くもガスが湧いてきました・・・
でもそんな時は花が癒やしてくれます。
トウヤクリンドウが咲き始めていました。秋が近いですね。
そして越百山への最後の登り。
木曽殿山荘から5時間30分で縦走路最後のピーク、越百山に到着しました。
山頂は白砂と花崗岩の岩が点在する風光明媚な場所です。
あとは越百小屋に下るだけなので、木曽殿山荘で作ってもらったおにぎりで大休憩です。
ガスが晴れないかなーと30分ほど粘って見ましたが、晴れる様子がないので越百小屋に向かいました。
ここからは樹林帯を下ります。
30分ほど下ると越百小屋が見えてきました。
今回の山旅の目的は空木岳から越百山まで繋げることと、越百小屋に泊まるのも目的だったんです。
ブロ友のTamaさんが働いている小屋ですからね(*^_^*)
到着してすぐに休憩室にストーブを付けてくれました。草露で濡れた靴や衣服を乾かします。
こうした心遣いが嬉しいです。
落ち着いたらやっぱりこれですよね。ビールが冷えていて最高に美味しかったです。
小屋内はランプで照らされた素敵な空間。
夕食もすごく美味しかったです。揚げたての天ぷらが食べられるとは思っていませんでした。
下界のお店よりも美味しい料理でした。
さらに美味しい日本酒も頂きました(*^_^*)
さらにさらに山小屋に上がってきてる看板娘リオ吉ちゃんへのサプライズパーティーがあったり。
夏の風物詩◯◯をみんなで楽しんだり。
同宿の方と、小屋番の伊藤さん、Tamaさん、リオ吉ちゃんで楽しい夏の思いでが出来ました♪
Tamaさんにはいろいろサービスして貰ってありがとうございました!!
今まで自分が泊まった山小屋の中で一番素晴らしい山小屋でした。
また泊まりに来たいです。
楽しい夜を満喫して就寝しました。
3日目に続きます。