2025年8月24日(日)は地元の菅平高原にある根子岳に登ってきました。

根子岳は花の百名山に選ばれている山です。夏と秋のちょうど端境期ですが花は咲いているのか、果たして?

 

GPSログです。

麓の菅平牧場から根子岳を往復するルートです。

 

歩行距離:5.3km
累積標高差:±612m
コースタイム:菅平牧場(7:15)→根子岳(9:05)→菅平牧場(10:45)

 

菅平牧場の一番奥の駐車場に車を停めて(協力金300円)登山開始。

まずは牧場脇の登山道を登ってきます。

菅平牧場の朝。牛が草をはむ姿が牧歌的です。

 

登山道脇には次々と花が現れます。ツリガネニンジン。

 

マツムシソウ大好きです。

 

今が満開であちこちで咲き誇っていました。

 

牧場脇を東屋まで登ると菅平高原を一望することが出来ます。清々しい景色です。

 

東屋から先は森の中を緩やかに登っていきます。

 

森の中にも花がたくさん。なにシシウドでしょう?

 

アキノキリンソウ?

 

ウスユキソウ。

 

マルバダケブキ。

 

ウメバチソウ。

 

ヤマハハコ。

 

樹林帯を一時間登ると森林限界を超えます。青空が眩しい!

 

振り返ると菅平牧場がずいぶん小さく見えます。

 

森林限界を超えると山頂はすぐそこ。登山開始から1時間50分で登り切りました。

 

 

山頂からは隣の四阿山が望めました。

前回登ったときは四阿山まで足を伸ばしましたが、今日は根子岳だけのピストンです。

 

山頂でおにぎり2個で栄養補給して下山します。山頂だけガスが掛かっていて麓は快晴です。

 

下山時にはハクサンフウロをたくさん見つけました。

 

まだ咲いていて良かった。

 

東屋まで一気に下山。あとは牧場脇をのんびり下っていくだけです。

 

菅平牧場に無事下山。登山開始から3時間30分の根子岳登山でした。

 

そして下山して牧場といえばやっぱりソフトクリームですよね(*^^*) 

協力金300円のチケット提示で100円引きでした。

濃厚で美味しかったです。

 

時期的にあまり花は期待していなかったのですが、さすが花の百名山!

たくさんの花に囲まれて気持ちの良い登山道を歩いた根子岳でした。

 

2025年8月20日(水)は乗鞍岳に登ってきました。

長野県の上田市でも連日35度を超える猛暑日ばかり・・・

暇な休日をエアコンをつけて家でだらだら過ごすのも勿体ないので、標高3,026mの乗鞍岳へ涼を求めに向かいました。

 

GPSログです。

シャトルバスの終点畳平から剣ヶ峰を往復するルートです。

 

歩行距離:6.5km
累積標高差:±395m
コースタイム:畳平(9:30)→剣ヶ峰(10:50)→畳平(12:30)

 

乗鞍高原からシャトルバスに乗って標高2,702mの畳平へ。

気温は13度!天然のクーラーです(*^^*)

長袖の山シャツ1枚だと寒いので、レインウェアのジャケットを羽織ってスタート。

 

エメラルドグリーンの鶴ヶ池を眺めながら進みます。

 

天気予報では快晴の予報でしたが、山頂付近はガスが流れて、たまに晴れ間がのぞく天気でした。

 

登山道脇には終わりかけのコマクサ。

 

トウヤクリンドウは今がピークでした。

 

中間地点の肩の小屋が見えてきました。

 

眼下には位ヶ原の山肌を縫うように走る乗鞍エコーラインの姿が見えます。

 

肩の小屋から本格的な登りになりますが、大渋滞なのであまり飛ばさずのんびりと登ります。

 

ずっとガスだったのでいきなり剣ヶ峰(山頂)です。

 

畳平から1時間20分のお気軽ハイキングでした。

 

神社の反対側に回り込んで、山頂碑とバックにガスに霞む大日岳です。

 

高天ヶ原方面の展望です。

 

山頂付近は狭いので小休憩してすぐに下山します。

 

肩の小屋まで降りてきて、おにぎり2個でランチ休憩です。

 

暫くすると剣ヶ峰が一瞬顔を出してくれました。

 

あとは畳平へのんびり下るだけ。空の青さが夏山って感じですね。

 

不消ヶ池とその奥に恵比須岳、その右に富士見岳です。

 

帰り際に鶴ヶ池園地のお花畑に立ち寄ってみます。

夏の乗鞍岳に来るのは2回目ですが、以前来たときにはこんな立派な木道はなかったような!?

 

ヨツバシオガマ。

 

ウメバチソウ。

 

トウヤクリンドウ。

 

夏の終わりにチングルマの綿毛が風に揺れていました。

 

ジャスト3時間で畳平から剣ヶ峰を往復しました。

 

今年は高山に行けてなかったので、お手軽ですが3,000mの稜線の雰囲気と涼を楽しんだ乗鞍岳でした。

 

2025年8月8日(金)は霧ヶ峰をハイキングしてきました。

霧ヶ峰はぽつっと1日だけ空いた休日に歩くには、手軽でぴったりの山なんですよね。

 

GPSログです。行きは八島湿原から物見岩、蝶々深山を経由して車山へ。帰りは車山から沢渡を経由して八島湿原に戻る時計回りのルートです。

 

歩行距離:10.5km
累積標高差:±424m
コースタイム:八島湿原(7:25)→車山(9:25)→八島湿原(11:25)

 

爽やかな景色が広がる八島湿原。

 

木道を歩いていくと、予想外に色々な花が咲いていました。

コオニユリ。

 

オオバギボウシ。

 

ハクサンフウロ。

 

ツリガネニンジン。

 

ヤナギラン。

 

マツムシソウ。大好きな花の一つです。マツムシソウを見ると秋を感じます。

 

アザミ。

 

アサマフウロ。

 

夏の花が終わって秋に入る前の端境期なのであまり花は期待していなかったのですが、いい意味で期待を裏切られて楽しい湿原歩きでした。

 

花を楽しんだ後、八島湿原からひと登りで物見岩に到着。

 

眼下に八島湿原が広がります。

 

これから歩く蝶々深山方面。ここからの景色は本当に素晴らしい。たおやかな稜線に青い空に白い雲、癒やされる景色です。

 

北東の方向には浅間山が望めました。

 

物見岩から30分で蝶々深山に到着。

 

折り返し地点の車山が迫ってきました。

 

この開放感が霧ヶ峰の良さですね。

 

しかし車山の手前には急登があります。

 

ここまでなだらかな道が続いていたので、最後のこの登りが体に堪えます。

眼下に広がる白樺湖や蓼科山を見ながら小休止。

 

八島湿原から2時間でレーダードームのある車山の山頂に到着。

 

この日は年に一度のレーダードーム内部の公開日だったのですが、待ち時間が30分以上掛かるとのこと、ここはパスしました。

 

山頂には車山神社も祀られています。諏訪地方の神社なので四隅に御柱も建てられています。

 

レーダードームと神社に隠れて地味な車山の山頂碑。

 

山頂からは南アルプス方面の展望が綺麗にひらけます。

 

南アルプスは雲の中でしたが、富士山を望むことが出来ました。

 

いい感じの雲があったので撮ってみました。

 

雲が影を落とす平原もコントラストが綺麗です。

 

八島湿原に向かって下ります。

 

八島湿原まで下ってきました。

 

こちらも幾つか花が咲いていました。

マルバダケブキ。

 

ヤナギランのお花畑。

 

コバギボウシ。

 

ぐるっと一周4時間の霧ヶ峰ハイキングでした。

 

記憶が正しければ8回目の霧ヶ峰でしたが、咲き誇る花々、たおやかな稜線、空の青と雲の白と高原の緑のコントラスト、改めて霧ヶ峰の魅力をたっぷり味わった一日でした。

 

2025年7月29日(火)は志賀高原と草津白根山の間にある芳ヶ平湿原と横手山に登ってきました。

芳ヶ平湿原はなんとなく地形図を眺めていたときに、特徴的な地形から気になっていた場所でした。

 

GPSログです。

地図中央の渋峠から右側に300m下って芳ヶ平湿原へ。芳ヶ平湿原を一周して、渋峠に登り返したあと、今度は渋峠から左側に150m登って横手山を往復するルートです。

 

歩行距離:8.2km
累積標高差:±535m
コースタイム:渋峠(7:15)→芳ヶ平湿原(8:15)→渋峠(9:55)→横手山(10:25)→渋峠(11:15)
 

まずは渋峠から芳ヶ平湿原を目指します。

 

登山道は刈り払いされておりよく整備されています。芳ヶ平湿原に向けて緩く下っていきます。

 

花は少なめでしたが幾つか咲いていました。コオニユリ。

 

カラマツソウ。

 

テガタチドリ。

 

ゴゼンタチバナ。

 

ゴゼンタチバナは群生で咲いていました。

 

45分ぐらい下ると芳ヶ平湿原が見えてきました。芳ヶ平ヒュッテの赤い屋根が見えます。

 

芳ヶ平湿原の向こうには荒涼とした草津白根山。時折「ゴー」という火山ガスが上がる音が聞こえます。

 

渋峠からジャスト1時間で芳ヶ平湿原に降り立ちました。

 

志賀高原と草津白根山の間の窪地に広がる芳ヶ平湿原。

 

池塘と青空が良いですね。

 

湿原に咲いていた花です。コバギボウシ。

 

ハナニガナ。

 

終わりかけのワタスゲ。こうやって崩れていくんですね。

 

静かな湿原を独り占めです。ここまで誰とも会いませんでした。

 

湿原の中心からぐるっと360度の動画です。

 

芳ヶ平湿原の周回路を一周して芳ヶ平ヒュッテへ。完全予約制で営業されているようです。今回はトイレをお借りました。

 

芳ヶ平ヒュッテから渋峠に登り返します。もう紅葉が始まっているナナカマドもありました。

 

池塘大好きです。いい雰囲気ですね。

 

 

登り返しも緩い坂なので順調に登っていきます。

 

渋峠に戻ってきました。この時間になると観光客でいっぱいです。

 

観光客のほとんどはリフトで横手山に向かいますが、私は左側の遊歩道を登っていきます。

 

遊歩道の入口にはニッコウキスゲの群生。

 

時期的にもう遅いかと思いましたが、渋峠は標高2,172m、まだ残っていました。

 

 

しかしアキノキリンソウも咲いていて季節は秋に向かっています。

 

渋峠から30分で横手山の山頂に到着。

 

山頂からの展望はガスでダメでした。

 

横手山に来たのは「日本一標高の高いパン屋さん」こと「横手山頂ヒュッテ」でパンを食べること(*^^*)

 

今回はボルシチセットを注文。ふかふかで柔らかく香り高いパンと、野菜たっぷりのボルシチが美味でした。

 

お腹いっぱいになった後、渋峠に向けてゆるゆると下山しました。

 

最後に渋峠のすぐ近くに、日本の国道の最高地点があります。

 

そしてここからは芳ヶ平湿原を一望することが出来ます。

 

ここから見ると箱庭みたいですね。

 

望遠で撮ると木道を歩いている登山者も見えます。先程の動画は写真中央のベンチから撮影しました。

 

静かな湿原歩きと美味しいパンを食べることが出来て大満足の芳ヶ平湿原・横手山でした。

 

2025年7月26日(土)は群馬県中之条町の八間山に登ってきました。

八間山は「滋賀のごんた」さんのブログ記事を拝見して、そのたおやかな稜線に魅了されて登りたくなりました。

 

GPSログです。

富士見峠から八間山に登って、野反湖に下山。そこから野反湖の西岸を巡って富士見峠に戻る、反時計回りのルートです。

 

歩行距離:10.8km
累積標高差:±490m
コースタイム:富士見峠(7:05)→八間山(8:25)→野反ダム(9:40)→富士見峠(11:30)

 

富士見峠から見た野反湖。青い湖面をたたえていて美しいです。

 

こちらが富士見峠から見た八間山。標高差400mですが意外と遠くに見えます。

 

それでは八間山に向けて出発。

 

登山道はお花畑とは行かないまでも、いろいろな花が咲いています。ハクサンフウロ。

 

ヤナギラン。

 

アザミ。

 

オオバギボウシ。

 

ウスユキソウ。

 

コオニユリ。

 

ツリガネニンジン。

 

登山道は刈り払いが行われており、とても歩きやすいです。

 

振り返ると駐車場からだいぶ登ってきました。

駐車場は2段に分かれていて、上(右)が観光客専用、下(左)が登山者、釣り客専用となっています。

 

これから進む八間山への稜線。気持ちの良い景色が広がります。

 

さらに登ると、志賀高原横手山と草津白根山が見えました。

 

草津白根山の山麓に草津温泉の街並みが見えます。

 

笹原の広がる良い稜線です。四国の山を思わせる風景です。

 

これはどちら様でしょうか?

 

ウツボグサ。

 

山頂まであと少しですが、この稜線なら一生歩いていたいな。

 

花と稜線を楽しみながら、1時間20分で八間山の山頂に到着。

 

稜線の先遠くに白砂山が望めました。

 

山頂から北斜面に入って野反湖に下ります。

 

こちらは花も展望もなく黙々と下りました。

 

下山口から野反ダムまでは車道歩き。

 

ロックフィルダムの野反ダムが見えてきました。野反湖は一見自然の湖に見えますが、実はダム湖なんです。

 

堰堤から見た野反湖。湖面を吹いてくる風が気持ちいいです。ただあの反対側まで歩いて戻る必要があります^^;

 

44m下の放水口からは勢いよく水が流れていました。

 

野反ダムの先にあるキャンプ場(写真を撮り忘れました)から野反湖の西岸を歩いて富士見峠に戻ります。

 

こちらの遊歩道も刈り払いが行われており、とても歩きやすいです。

 

湖畔にはヤナギランのお花畑。

 

コオニユリ。

 

遊歩道には500mごとに標柱があるので安心して歩けます。

 

イブキトラノオ。

 

野反湖を挟んで先程登った八間山の山並みです。

 

休憩所のある富士見峠が見えてきました。

 

富士見峠周辺はお花畑が広がります。ツリガネニンジン。

 

ハクサンフウロ。

 

 

ニッコウキスゲ。

 

シモツケ。

 

空と雲の感じが夏山ですね。

 

気持ちの良い稜線の登山道と、沢山の花々を楽しむことが出来た、八間山と野反湖周回でした。

次は高沢山に登って、野反湖の東岸を歩いて文字通り野反湖一周したいですね。