2024年7月21日(日)は長野県富士見町にある入笠山をハイキングして来ました。

 

入笠山は山頂付近までスキー場のゴンドラで登れるので、お手軽ハイキングを楽しむことが出来ます。

ここ最近なかなか山に行く時間が取れず、もやもやしていたのですが、入笠山なら往復3時間で登れるので、気分転換も兼ねて登りました。

 

GPSログです。

富士見パノラマスキー場のゴンドラ山頂駅から入笠湿原を経由して入笠山を往復するルートです。

 

歩行距離:4.3km

累積標高差:±340m

コースタイム:ゴンドラ山頂駅(9:30)→入笠山(10:25)→ゴンドラ山頂駅(11:35)

 

1月に滑りに来て以来の富士見パノラマスキー場、グリーンシーズンに来るのは2回目です。

 

ゴンドラで一気に800m高度を稼いでくれるので、楽ちんハイキングです。

 

ゴンドラ山頂駅から10分ぐらい歩くと入笠山湿原が広がります。

 

湿原には様々な花が咲き誇っていました!

カワラナデシコ。

 

クガイソウとマツムシソウ。

 

ヤナギラン。

 

コバギボウシ。

 

クガイソウのお花畑。

 

アヤメ。

 

ウツボグサ。

 

花々が咲き誇る入笠山湿原から10分ほど歩くと、今度は入笠山の登山口にもお花畑があります。

 

ハクサンフウロ。

 

コオニユリ。

 

シモツケソウ。

 

ヤナギランのお花畑。

 

お花畑を過ぎると道は登山道らしくなってきますが、あと15分登れば山頂です。

 

ということで歩き始めて55分で入笠山の山頂です。

 

山頂からは360度の展望が広がります。南側には南アルプス、甲斐駒ヶ岳、鋸山、仙丈ヶ岳です。

 

北東には八ヶ岳連峰。

 

北側には前回登った霧ヶ峰(車山)

 

南西には中央アルプス。木曽駒ヶ岳、宝剣岳は雲の中でしたが、空木岳を望むことが出来ました。

 

おにぎりを食べながら展望を楽しんだあと下山します。

登山道はとても良く整備されており、誰でも安心して登ることが出来ます。

 

ゲレンデにある展望台から見た八ヶ岳連峰。このパノラマはいつ見ても圧巻です。

 

パノラマ動画を撮ってみました。

 

ゲレンデ脇にもお花畑が。ユウスゲと。

 

マツムシソウが咲いていました。

 

短時間のハイキングでしたが、百花繚乱の高山植物と山頂からの展望を楽しんだ、入笠山でした。

 

 

 

 

そして今日は猛暑日、標高1800m前後でも汗ばむ暑さだったので、今シーズン初ソフトクリームを美味しく頂きました(*^^*)

 

2024年6月22日(土)は霧ヶ峰をハイキングしてきました。

 

梅雨入りしたものの、天気予報では土曜日の午前中は晴れ。家にいるのはもったいないので、近場で手軽に登れる霧ヶ峰に向かいました。

 

GPSログです。

行きは八島湿原からゼブラ山を経由して車山へ。帰りは車山から車山肩を経由して八島湿原に戻る時計回りのルートです。

 

歩行距離:13.6km

累積標高差:±560m

コースタイム:八島湿原(7:10)→車山(9:40)→八島湿原(12:15)

 

天気予報通り天気は晴れ、これだけでテンション上がりますね。

 

八島湿原とその先に広がる霧ヶ峰高原。清々しい景色です。

 

木道脇には早咲きのニッコウキスゲが。もう咲いているとは驚きました。

 

八島湿原から物見石に向かう道を左に分かれてゼブラ山へ。

 

ひと登りで最初のピーク、ゼブラ山に到着。

 

眼下には八島湿原が広がります。

 

ゼブラ山からの展望は最高でした。雨上がりで空気が澄んでいるからですね。

西には御嶽山。

 

南西には中央アルプス。

 

北西には北ルプス。槍穂高連峰と一番右に常念岳です。

 

穂高連峰のアップ。

 

槍ヶ岳のアップ。まだ雪を抱えつつ黒く天を突く姿がカッコいいいですね。

 

北には美ヶ原の台地。

 

北東には浅間山と高峰高原。

 

ゼブラ山は3回登っていますが、こんなに展望が有るのは初めてでした(*^^*)

 

展望を楽しみつつ先に進みます。眼の前のスカイラインを歩くと思うとワクワクしますね。

 

霧ヶ峰高原越しの南アルプス。甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳、仙丈ヶ岳です。

 

このあたりからレンゲツツジの群生が始まります。実はこの時期の霧ヶ峰にレンゲツツジが咲いていることは知らずに今回登りました^^;

夏の花の季節にはまだ早いかなと思っていたので、思わぬ出会いに感激でした。

 

どこを切り取っても絵になります。

 

2つ目のピーク北の耳に到着。後ろには蓼科山が見えています。

 

そこから右に目をやると岩峰が荒々しい赤岳と阿弥陀岳。

 

展望を楽しみながら3つ目のピーク南の耳。このあたりは緩やかなアップダウンが続く快適な登山道なのでまさにハイキングの醍醐味を味わうことが出来ます。

 

木の立っている角度と槍ヶ岳の穂先の角度が一緒だったので撮ってみました。

 

気象観測ドームがある車山が近づいてきました。

 

車山への最後の急登の脇にはコバイケイソウが咲いていました。

 

急登を登っていくと「車山高原SKYPARKスキー場」の全体を見渡すことが出来ます。

夏場は観光リフトが動いているので、観光客でも手軽に楽しめる百名山です。

しかし歩きとなるとこの最後の急登が地味にキツイです。

 

急登の階段を登りきって、車山神社と気象観測ドームがある車山山頂に到着。

 

展望テラスからは最高の景色を楽しむことが出来ました。

 

 

八ヶ岳山麓の先、甲府盆地を挟んで富士山も見えました。

 

こちらは南アルプスのアップです。名だたる名峰が一望でした。

 

多分7回目の車山山頂。百名山で一番多く登っている山です。ぽっかり予定の空いた休日に、思い立ってすぐに登るには最適な山です。

 

登山道をゆるゆると下って車山肩へ。

 

帰りは車山湿原を経由して戻ることにします。

 

こちらでも色鮮やかなレンゲツツジ。

 

どこまでも歩きたくなる登山道です。

 

初めて訪れた車山湿原ではコバイケイソウが風に揺れていました。

 

そして霧ヶ峰に来た時は毎回立ち寄っている「ヒュッテみさやま」へ。

 

ここで自家製パウンドケーキとコーヒーを頂くのがいつものお約束です。しっとりしたクルミ入りパウンドケーキと香り高いタンザニア産のコーヒーで疲れた体をリフレッシュ(*^^*)

 

「ヒュッテみさやま」で30分ぐらい休憩して、最後に八島湿原の花々を見ながらラストスパートです。

こちらはグンナイフウロ。

 

アヤメ。

 

ニシキウツギ。

 

イブキトラノオ。

 

最後にもう一度ニッコウキスゲを見ることが出来ました。

 

霧ヶ峰ぐるっと一周5時間強のハイキングでした。

春夏秋冬いつ来ても様々な表情を見せてくれる霧ヶ峰高原です。

 

広がる青空とどこまでも続く草原、レンゲツツジを筆頭に咲き誇る花々、360度の名だたる名峰の展望。

最高の休日を過ごした霧ヶ峰ハイキングでした!

2024年6月8日(土)は、志賀高原の最高峰、岩菅山・裏岩菅山(標高2,341m)に登ってきました。

11年前の10月に岩菅山までは登っているのですが、その時は岩菅山までのピストンだったので、今回は裏岩菅山までの稜線歩きを楽しんできました。

 

GPSログです。

岩菅山登山口から岩菅山、裏岩菅山をピストンするルートです。

 

歩行距離:12.7km
累積標高差:±1065m
コースタイム:岩菅山登山口(7:40)→岩菅山(10:00)→裏岩菅山(10:45)→岩菅山(11:45)→岩菅山登山口(14:00)

 

7時30分に登山口に着いた時には駐車場は満車・・・

登山者で満車というわけではなくて、今がちょうど根曲がり竹のタケノコ採りのシーズンなのでした。

なので半分以上はタケノコ採り、山菜採りの地元の方々です。

 

幸い登山口から200mほど離れた駐車場に停めれたので無事スタート。

 

山頂までは1/4刻みで道標が立っています。

 

陽の光が差し込む明るい登山道。

 

すこし登ると、用水路沿いを歩く緩やかな道になります。

 

用水路はアライタ沢まで続いています。

 

ここで沢を橋をわたって、3/4です。

 

ここから本格的な登山道になります。

 

ひと登りして2/4、登山道の中間点です。

 

登山道脇にはイワカガミが咲いていました。

 

視界がひらけると目の前に岩菅山が聳えています。まだまだ距離がありますね。

 

「のっきり」まで登り切ると稜線歩きに変わります。

 

ここで1/4、あと少しですが、ここからの標高差200mが急登になります。

 

笹原の気持ちがいい登山道に見えますが、見上げるような急登です。

 

ザレた斜面を落石を落とさないように慎重に登ります。

 

一通り急登を登りきって振り返ると、志賀高原の山々。

 

登山口から2時間20分で岩菅山の山頂に到着。11年前と同じタイムで登れました。体力はまだ落ちていないようで安心です(*^^*)

 

さて、今日のお楽しみはここからです。

岩菅山から裏岩菅山までこの稜線を歩いていきます。時折笹原が広がる素晴らしい稜線ですね。

 

時折陽が差し込んで山肌が輝いています。

 

どこまでも歩きたくなる登山道です。

 

正面の小高い丘が裏岩菅山の山頂です。

 

岩菅山から45分で裏岩菅山に到着。この看板があるだけの静かな山頂です。

 

稜線は裏岩菅山からもまだまだ続いていて、烏帽子岳を通って山深い秋山郷まで続いています。が自分の体力で来れるのはここまでですね。

 

山頂からは対岸の焼額山がよく見えました。あちらの山頂には高層湿原が広がって、これまたオススメの山です。

 

山頂で15分ほど休憩して来た道を引き返します。帰りの道も絶景です。

 

だんだん岩菅山が近づいてきますが、まだまだ歩いていたいです。

 

最後に振り返って裏岩菅山。素晴らしい稜線歩きでした。

 

青い空と沸き立つ白い雲が夏山を感じさせますね。

 

岩菅山まで戻ってきました。ここで2回目の休憩。

 

名残惜しいですが下山します。「のっきり」に向かって急降下。

 

ザレた岩場を慎重に下って、ここまで来れば安全圏です。

 

見上げる高さになった岩菅山を横目に見ながら下っていきます。

 

沢音が聞こえてくると、アライタ沢はすぐそこ。

 

アライタ沢は綺麗なナメ滝です。

 

用水路脇にはニリンソウがたくさん咲いていてニリンソウロードでした。

 

登山開始から6時間40分で無事下山しました。今シーズン最長、最大標高差だったので流石に脚に来ました(*^^*)

 

駐車場に戻るとちょうど岩菅山が正面に見えるロケーションでした。朝来た時には気づかなかった。

 

今日歩いた稜線を見上げて今日の山行は終了。

 

体力的に標高差1,000m登り降り出来ることが確認できたので有意義な一日でした。

夏山シーズンに向けて更に体力をつけていきたいですね。

2024年6月1日(土)は、長野県諏訪市と伊那市の境にある守屋山に登ってきました。

守屋山は2015年2月と2019年4月に登っていますが、この時期に登るのは初めてです。

山頂からの展望を楽しみに登りました。

 

GPSログです。

杖突峠からキャンプ場を経由して守屋山へ。下りは立石コースをたどる反時計周りのルートです。

 

歩行距離:7.8km
累積標高差:±630m
コースタイム:杖突峠(8:20)→守屋山東峰(9:40)→守屋山西峰(10:00)→守屋山東峰(11:05)→杖突峠(12:15)

 

8時に杖突峠の駐車場に着いた時は駐車場の半分ぐらいが埋まっていました。雨上がりのガスを避けるためにちょっと遅めに来たのですが、思ったほど埋まっていない印象です。

 

それでは緑が眩しい登山口から出発。以前はソーラーパネルのすぐ脇から登っていたのが少し登山口の位置が変わってますね。

 

雨上がりの瑞々しい登山道です。

 

登山道脇にはレンゲツツジがたくさん咲いていました。

 

ちょっと終わりかけですが綺麗ですね。

 

キャンプ場へ向かう木道を進みます。

 

キャンプ場から改めて守屋山の登山道へ。ここまでは比較的平坦な道、ここから本格的な登りが始まります。

 

熊に注意の木像。こんな熊なら出会っても可愛らしいですね(笑

 

山頂直下の胸突坂。守屋山東峰まであと10分です。守屋山の山頂は東峰と西峰に分かれています。

 

鎖が出てきましたが、使うほどではない登山道です。

 

樹林帯を出て空が広がると守屋山の東峰はすぐそこ。

 

杖突峠から1時間20分で守屋山東峰に到着。今日は物凄くペースよく登ることが出来ました。

 

山頂からは眼下に諏訪湖の展望。

 

東には八ヶ岳連峰が広がりますが、山頂付近は雲がかかってます。

 

南に目をやると南アルプス。雲の隙間からかろうじて甲斐駒ヶ岳、北岳、仙丈ヶ岳が見えています。

 

東峰から先に進んで西峰に向かいます。

 

樹林帯ですが気持ちの良い稜線歩き。

 

東峰から20分で守屋山西峰に到着。こちらの方が広い山頂で、ベンチやテーブルがたくさん設置されています。

整備されている地元の方々に感謝です。

 

雲の形と空の青さが「夏山が来た!」と思わせてくれます。

 

守屋山は晴れているのですが、周りの高山の雲はなかなか取れません。

 

こんな時は焦らずコーヒーでも飲んで待ちましょう(*^^*)

 

すると遥か西側に御嶽山が望めました。

 

さらには中央アルプス。木曽駒ヶ岳あたりだと思います。

 

雲の間から天を突く北岳も見えました。カッコいいですね。

 

八ヶ岳は赤岳方面は雲が取れませんでしたが、蓼科山はよく見えました。

 

これだけ展望があれば十分ですね。気持ちの良い山頂で景色を楽しみながらまったり過ごしました。

 

後ろ髪を引かれますが下山に取り掛かります。西峰から東峰に戻ると霧ヶ峰高原がよく見えました。

 

最後に北八ヶ岳、蓼科山と北横岳の展望です。

 

下りは立石コースに進路を取りました。こちらも木漏れ日が眩しい森の中を進みます。

 

あっという間に下山して、国道152号に出ます。

 

 

最後は炎天下の国道を歩いて杖突峠に戻りました。

 

出発時は半分ぐらいの埋まり具合の駐車場が帰った時は満車でした。さすが人気の山です。

 

まだ梅雨にも入っていませんが、空気感は間違いなく夏山の雰囲気でした。

山頂からの展望と、久しぶりのドリップコーヒーで癒やしの時間を過ごすことが出来た守屋山でした。

一日目からの続きです。

 

今日は東電小屋から見晴、竜宮、山の鼻を経由して鳩待峠に戻ります。

 

天気予報では曇り時々雨でしたが、朝起きてみると昨日見えなかった至仏山も見えるまずまずの天気。

 

東電小屋で朝ご飯をしっかり食べて出発します。

普段朝食はあまり食べないのですが、山小屋の食事は別で必ずご飯おかわりします。特別な空間がなせる技ですかね?

 

まずは東電小屋から見晴に向かいます。そこかしこの湿原に水芭蕉が咲いています。

 

いやあ本当に癒やされる姿です。

 

尾瀬ヶ原の北に聳える景鶴山、登山道がない日本三百名山です。

 

見晴に到着。6軒の山小屋が営業しています。いつかはここにも泊まってみたいですね。

 

見晴からはひろーい尾瀬ヶ原を山の鼻まで歩きます。

 

木道脇にも水芭蕉。

 

リュウキンカが咲き誇っています。

 

ちょっとずつ近づいて来る至仏山。歩けば歩くほどゴールが近くなるのですが、まだゴールしたくない気分です。

 

ここは至仏山の写真でよく見る構図ですね。確かに水芭蕉と小川、至仏山が映えます。

 

最後に尾瀬ヶ原を振り返って、燧ヶ岳の姿を目に焼き付けます。

 

このあたりからパラパラと雨が降ってきたので雨具を羽織りましたが、幸い本降りにはならなくてラッキーでした。

 

最後に山の鼻から標高差200mを登るとゴールの鳩待峠です。いつもこの坂道を登る時はバテバテなのですが、今日は物凄くペースよく登れました。

 

無事鳩待峠に到着して一泊二日の尾瀬ヶ原散策は終了。

 

二日間で咲き誇る水芭蕉とリュウキンカ、どこまでも続く湿原と最高の景色を楽しめた尾瀬ヶ原でした。

尾瀬ヶ原の本気を見せてもらえました。

 

次尾瀬に来る時は、まだ歩けていない尾瀬ヶ原と尾瀬沼を繋げて歩きたいと思います。

御池から裏燧林道を歩いて三条ノ滝を見物。見晴に泊まって尾瀬沼に抜けるルートなど夢が広がります。