古くからのことわざに、
次のようなものがあります。
「聞くは一時の恥、
聞かぬは一生の恥」
知らないことは、
恥ずかしがったり、
知ったかぶったりせずに
謙虚な姿勢で人に聞いて
学ぶべきだという教えを
説いたものです。
人の成長発達は、
知らなかったことを知り、
できなかったことが
できるようになることの
積み重ねで成り立っています。
これは、
子どもであろうが、
大人であろうが、
変わることはありません。
しかし、
発達過程の中で
自意識が芽生えるようになり、
自分と周囲の人々を
比較するようになると、
知らないことや
出来ないがあることを
恥ずかしいことだと
考えるようになります。
そうすると、
知らないことや
出来ないことを隠したり、
あるいは知っているふりや
出来るふりをしがちです。
これらの行為は、
せっかくの学びの機会を
捉えることができなくなり、
自己成長にブレーキを
かけることになってしまいます。
人の成長発達の
原理に立ち帰るならば、
知らないことや
出来ないがあるというのは、
成長の伸びしろがあると
いうことを意味します。
ですから、
自分が知らないことや
出来ないことに出会った際には、
謙虚になってそこから学び、
見識の枠を広げたいものです。
No.80 知らないことがあるのは、伸びしろがあるということ。 #self-talk
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