短所の扱い方(後編)【自己成長】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

短所の扱い方の3つ目は、
自分の短所に付随した
困りごとを解決する方法を、
他の人にも役立つ形にする

というものです。


そうすれば、
短所は強みへと
変容していきます。


例えば、
整理整頓が苦手な人は、
「モノがなくす」という
困りごとがあります。


以下の記事によると、
ビジネスパーソンは
年間150時間ほどを
探し物に費やしているそうです。


→“年間150時間”も、ビジネスパーソンは●●●に費やしていた…残業をしないチームの仕事術


もしも、
整理整頓が苦手な人が、
それを解決する方法として
意欲や努力に頼るのでなく、
モノがなくならない仕組みを考えたり、
何らかのツールを作ったりすれば、
他の人にも役立つものを
提供することができます。


苦手な人は、
自分がそうであるように
苦手な人の困りごとが
よくわかります。


自分の困りごとを
解決するということは、
同様の困りごとを
抱えている人たちを
助けることにつながりますし、
それ以外の人々にも
利益をもたらすことが
あったりします。


京都大学霊長類研究所の
正高信男教授が書かれた
「天才はなぜ生まれるか」の中に
電話機を発明したグラハム・ベルの
ユニークなエピソードが
書かれています。


グラハムは、
他者の気持ちを
察する能力が低く、
こだわりが強い性格でした。


そんなグラハムは、
ある時父の経営する
視話法の教室にやってきた
メイベルという少女に
恋をします。


グラハムは、
耳が聞こえないメイベルに
自分のせつない恋心を
うまく伝えられない

もどかしさと感じます。


そうしたもどかしさが、
それまで誰にも考えつかなかった
コミュニケーション装置の

発明の素地となり、
やがて電話器が生まれます。



グラハムは、
対人関係を築くことが苦手で
こだわりが強いという
短所がありました。


しかし、
メイベルに思いを
伝えたいという衝動が
ベルの短所を強みに変えて、
自分だけでなく
他の多くの人々にも
恩恵をもたらす
結果になりました。


このように短所には、
様々な扱い方があります。


誰にでも
長所と短所が
あるものです。


長所については
更にそれを伸ばすこと。


短所については
知恵を働かせて扱うこと。


このように心掛ければ
長所だけでなく

短所も活かすことが
可能になるのでは
ないでしょうか。



引用文献

 

 

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