言葉の力を活用する【セルフコントロール】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

セルフコントロールが
上手になるためには、
感情や行いに意識を
向けるのではなく、
言葉を先行させるよう
取り組むのが効果的です。


言葉を先行させるとは、
実際に行動に移る前に
これからしようとすることを
自分に対して

宣言することです。


この方法は、
脳の働きに

適っています。


セルフコントロールが
必要となる場面というは、
少なからず感情が
揺れ動いている時です。


このような時には、
自分がとるべき行動が
頭の中にあれこれと

思い浮かびます。


しかし、
揺れ動く感情の波に

翻弄されてしまい、

まとまらなくなることが

少なくありません。





このような時に
自分がしようとすることを
頭の中だけで考えるのでなく、
実際に言葉にして
自分に宣言してみましょう。


これは例えるなら、
感情の大波の中に
アンカーを降ろす

ようなものです。


そうすることで
思考の漂流を防いで
これからしようとする行動に
意識を集中しやすくなります。


脳の機能から考えると、
感情が動揺するのには
大脳辺縁系と呼ばれる
部分が関係しています。


大脳辺縁系は、
快不快を感じ取る
センサーのような
働きをしています。


そのため
自分の思うように
コントロールすることは
できません。


したがって
この部分に焦点を当てると、
セルフコントロールが
困難になります。


セルフコントロールを

行う時に働くのは大脳新皮質であり、
特に前頭連合野と呼ばれる部分が
重要な働きをしています。


具体的に

前頭連合野は、
次のような機能を
担っています。


・脳内の情報を活用して思考する

・将来を予測・判断・意思決定する

・人とコミュニケーションする

・情動(感情)をコントロールする

・記憶をコントロールする

・行動を抑制する

・意識、注意を集中する

・注意を分散する



セルフコントロールを
しようとする時に、
言葉を先行させることは、
この前頭連合野の働きを意識し、
サポートするようなものです。



言葉の力を活用すれば、
セルフコントロール力が
向上します。


もしも、
気持ちが動揺し、
セルフコントロールが
必要な場面に遭遇したら、
感情の波に流されないよう、
上手に言葉の力を
活用したいものです。
 

 

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