義務の取り扱い【人間関係】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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心と身体と社会的な“しあわせ”に関する情報メディア
(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

社会生活を営む上で、
義務を意識することは
大切なことです。
 
 
大辞林では、
「義務」
次のように
説明しています。
 
 
「人が人として、あるいは立場上、
 身分上当然しなければならないこと」
 
 
義務
意識することの
最大の利点は、
秩序が保たれる
ということです。
 
 
ですから、
他者と協働し、
社会生活を営む上では、
重要なことと言えます。
 
 
 
 
しかし同時に、
義務の取り扱いには、
知恵が必要になります。
 
 
なぜならば、
一般的に義務
集団や社会の要請に基づいて
個人の内に取り込まれるため、
自律性や創造性を脅やかし、
主体的な人生を送ることが
困難になる場合があるからです。
 
 
私たちが
より良く生きていくためには、
他者とつながり合って
互恵的な関係を結び、
相互に信頼しあうことが
必要になります。
 
 
ここには、
必然的にいくらかの
義務も生じる
ことでしょう。
 
 
しかし、
これらの義務の前提には、
お互いに対する思いやりや
気遣いがあるものです。
 
 
そうでなければ
そのつながりは、
冷たいものとなり
機械的になって
しまうでしょう。
 
 
お互いを
義務で縛り合えば、
それは人を拘束する
鎖のようなものになります。
 
 
しかし、
信頼関係を持続し、
お互いのしあわせを
生み出すために
自ら必要なものとして
考え出された義務は、
人生を豊かにする
社会資源となるでしょう。
 
 
 
 
義務の取り扱いは、
とても難しいものです。
 
 
ですから、
義務を安易に
取り扱うのでなく、
人間関係を豊かにし、
しあわせを生み出す
知恵として取り扱うよう
意識したいものです。
 
 
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