創造的選択力を養う【セルフコントロール】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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心と身体と社会的な“しあわせ”に関する情報メディア
(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

私たちは、
モノゴトを選択する時に
「Yes」「No」か、
「行う」「やめる」か、
「進む」「戻る」かなど、
二分法的な思考を用いて
選択しがちです。



 
こうした
二分法的な思考を
用いることで、
モノゴトを考えやすくなり、
選択しやすくなるという
メリットがあります。
 
 
その一方で、
他の可能性について
考えなくなり、
発想を狭めてしまう
デメリットもあります。
 
 
人生には、
無限の広がりが
あります。
 
 
モノゴトを
選択する際に、
単純に二つの選択肢に
限定するのではなく、
第三、第四の選択肢を
見出すことができたら、
どんなに自由な人生を
送ることができるでしょう。
 
 
機械的に
二分法的な思考で
選択をするのでなく、
モノゴトの本質を捉え、
広く開かれた選択肢を
見つけ出すためには、
創造的な選択力を
身につけることが
肝要です。
 
 
そのためには、
どのようなことを
意識すれば
よいのでしょうか? 
 
 
『クリエイティブ・チョイス』の
著書である堀内浩二さんは、
「創造的な選択」
次のように定義しています。
 
 
「創造的な選択とは、
目的と手段を繰り返し
問い直すプロセスである」
 
 
そして、
そのためには、
以下に挙げる
4つの基本原則を
足がかりにして
繰り返し螺旋状に
考えるのが効果的である
と述べています。
 
 
第一の原則【目的】
 
「おもいきって」かつ
「個人的な」目的を立てる
 
 
第二の原則【手段】
 
「論理的に」かつ
「直感的で」選択肢を広げる
 
 
第三の原則【試行】
 
「偶然をもとめて」かつ
「勇気を出して」踏み出す
 
 
第四の原則【自得】
 
「楽しみながら」かつ
「終わらない」物語を創る
 
 
これら
四つの原則を見ると、
創造的選択力
養うためには、
過去の経験から
最適な選択肢を
見つけようと
するのではない、
ということが分かります。
 
 
創造的選択力
養うために大切なのは、
目的に沿った行動を取りつつ、
そこで得られた体験から学んで、
新たな選択肢を創り出していく
ということなのでしょう。



 
私たちは、
モノゴトを単純化して
二分法的な選択を
しがちです。
 
 
それはそれで、
役立つ時もありますが、
自分らしく自由な人生を
描いていくためには、
創造的選択力も養うよう
努力していきたいものです。
 
引用文献:『クリエイティブ・チョイス』堀内浩二著、日本実業出版社(2009)
 
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