我にかえる方法【セルフコントロール】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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心と身体と社会的な“しあわせ”に関する情報メディア
(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

私たちは、
物事が思うように
いかなかったり、
期待していたことが
大きく外れた時など、
感情の動揺を経験します。
 
 
特に、
そのことに対して
熱意をもって取り組み、
多くの時間や労力を
掛けていたとしたら、
そのダメージは
計り知れません。
 
 
私たちは、
このような
経験をすると、
最初は茫然自失の
状態に陥りがちです。
 
 
そしてその後、
後悔を招くことになる
二つの行動を
取りやすくなります。
 
 
一つは、
これまでの努力を
顧みることなく、
すべてを投げだしてしまう
「あきらめ行動」です。
 
 
「あきらめ行動」は、
目の前のつらさから
一時逃れることができます。
 
 
しかし、
しばらく時間が経過してから、
すべてを投げ出したことによる
喪失感に悩まされる
ことになります。
 
 
もう一つは、
やり場のない
憤りのエネルギーを
自分や他の人に向ける
「怒り行動」です。
 
 
「怒り行動」は、
充満したエネルギーを
放出できるため、
スッキリするように
感じるかもしれません。
 
 
しかし、
放出した怒りは、
人間関係を悪化させ、
自己嫌悪ももたらし、
更に自分を窮地に
追いやることになります。



 
このような状態に
陥らないようにするためには、
どうすれば良いのでしょう。
 
 
明らかな一つの方法は、
茫然自失の状態から
回復を試みることです。
 
 
茫然自失の状態は、
あまりの心理的な衝撃のため、
何に意識を向けるべきかを
見失っている状態と
言うことができます。
 
 
この状態から
我をかえるために、
「自己説明法」を考案し、
カウンセリングに訪れる
クライエントさんにも
ご紹介しています。
 
 
「自己説明法」とは、
自分に対して
次のようなことを
説明するものです。
 
 
◎今何が起きているのか?
 
 
◎自分が望んでいたこと、
 期待していたことは何か?
 
 
◎残念に思ったことは
 どのようなことか?
 
 
◎この状況で何かできることはあるか?
 
 
◎何もできることがないとしたら、
 別なことで自分のために
 なりそうなことは何かあるか?
 
 
このように
自分に問いかけ、
自分に説明することで
茫然自失の状況を抜け出し、
我にかえることが
できるようになります。



 
人生には、
物事が思うように
いかなかったり、
期待していたことが
大きく外れる出来事が
起きたりするものです。
 
 
そのような時に、
自分を守り支える方法を
身につけておきたいものです。
 
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※震災の復興を心よりお祈りしています。
神栄カウンセリングセンター のHP