Give & Give(前編)【パートナーシップ】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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心と身体と社会的な“しあわせ”に関する情報メディア
(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

愛情は、
"与える"という行為を
基本にしています。
 
 
それは、
形のあるモノ
かもしれません。
 
 
費やす時間
かもしれません。
 
 
掛ける労力
かもしれません。
 
 
お互いが
"与える"という
行為をすることよって
愛情関係は豊かなものになり、
パートナーシップも
強固になっていきます。



 
ペンシルベニア大学
ウォートン校の組織心理学者、
アダム・グラントは、
組織には次の3つのタイプの
人がいると説明しています。
 
 
ギバー … 与える人
 
 
マッチャー … バランスをとる人
 
 
テイカー … 奪う人
 
 
アダム・グラントの
調査研究の結果では、
上記のこの3つのタイプのうち、
ギバーが成功しやすいことが
明らかにされています。


ただし、
成功するギバーには、
ある特徴があることを
指摘しています。


ギバーの中には
"与える"ことは得意なのに、
"受け取る"ことが
あまり上手ではない人が
いたりします。


人間関係は、
何かを"与え"
"受け取る"ことで
互恵的な関係が
成立します。


ですから、
人が"与えてくれるもの"
感謝して"受け取る"ことも
大切なことなのです。


アダム・グラントは、
ギバーの中でも
人に"与える"だけでなく、
時には自分が"受け取る"側に
なっても良いということを
認識しているギバーは、
最も成功すると述べています。
 
 
パートナーとの関係も
これと同じかもしれません。
 
 
もしもギバーとして、
パートナーに対して
喜んで"与える人"になり、
逆にパートナーが
"与えてくれる"ことに対しては
感謝し喜んで
"受け取る"ことができれば、
幸せな関係を長く
維持させることが
できるのでしょう。
 
 
多くの場合、
付き合い始めた時には、
"与える"ことに
喜びを感じる
ギバーの立ち位置で
いられます。
 
 
しかし、
関わりが長くなって
お互いが慣れてくると、
その立ち位置が
少しずつ変化してきます。


また、
それに伴って
お互いの関係も
変化していきます。





ここに
パートナーとの関係の
難しさが潜んでいるの
かもしれません。
 
つづく…
 
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