人間には、
生まれながらにして
自然治癒力が
備わっています。
自然治癒力とは、
生体が自己修復する
機能のことです。
これは、
心と身体の
両面に働きます。
身体が傷ついた時は、
自然治癒力が働いて、
傷ついた部分を防御し、
損なわれた部分を再生し、
あるべき姿に
戻してくれます。
心が傷ついた時には、
自然治癒力が働いて、
傷ついた心を保護し、
損なわれた心を再生し、
あるべき状態へと
戻してくれます。
おおまかに言うと、
自然治癒に至るには、
次の3つのプロセスを
通ることになります。
一つ目は、
防御期です。
防御期には、
炎症が起こしたり、
異物を排除しようとする
反応が見られます。
この時期には、
心身ともに痛みを感じ、
つらい思いをします。
この時期に
大切なことは
無理をせずに
安静にしていることです。
大切なことは
無理をせずに
安静にしていることです。
二つ目は、
再生期です。
再生期には、
傷を受けた部分や
損傷した部分を
必要なものを集めて
修復しようとする
反応が見られます。
この時期には、
少しエネルギーを
必要とします。
この時期に
大切なことは、
修復のために
必要なものを取り込み、
心身の栄養とすることです。
三つ目は、
回復期です。
この時期には、
すっかり良くなって、
以前と同じような
活動が出来たり、
場合によっては、
以前よりも強さや
しなやかさが
身に付くことがあります。
この時期に
大切なことは、
過去の出来事を
教訓として心に留め、
しっかりと今を生きる
ということです。
心身の自然治癒力を
上手に働かせるためには、
それぞれの時期において
大切なことを心に留め
実行することです。
そうすれば、
私たちに内在している力が、
自らをより良い状態へと
整えてくれるでしょう。
人間には、
生まれながらにして
自然治癒力が
備わっています。
その力を
上手に働かせるように
心掛けたいものです。
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