心の傷つきやすさ(前編)【メンタルオーガナイズ】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

傷つきやすさは、
人によって違います。


ほんの少しの出来事で
傷つく人がいれるかと思えば、
ちょっとやそっとのことでは
傷つかない人もいます。


この違いは、
いったいどこから
くるのでしょうか?


たとえば、
心の傷つきやすさには、
次に挙げる二つの弾力性が
関係していると考えることが
できるのではないでしょうか。


まず一つ目の要素は、
「願望」の弾力性です。


「願望」の
弾力性が高ければ

心は柔軟になり、
傷つきにくくなります。


しかし、
「願望」の
弾力性が低ければ

心は硬くなり、
傷つきやすくなります。


例えば、
「願望」の
弾力性が高い人
は、
自分が求めているものが
完全に得られなくても、
その一部でも得られたならば、
"とりあえずよし"とします。


そして、
足りなかった分は、
また別の機会に
得られることに
期待をかけます。


また、
もし求めるものが
得られなかった場合には、
自分の求めるものに
固執するのではなく、
類似のものに
変更することで、
喜びを得ようと試みます。





一方、
「願望」の
弾力性が低い人
は、
完全なものを願い求め、
少しでも欠けがあるのを
許すことができません。


また期待を高く保つため、
現実とのギャップを
感じることが多く、
その分不快な思いを
する機会が増えるため、
傷つきやすくなります。





つづく…


※東日本大震災の復興を
心よりお祈りしています。


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