使わないと低下する【自己成長】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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心と身体と社会的な“しあわせ”に関する情報メディア
(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

私たちの身体には、
「使わないでいると、
 機能が低下する」

という特徴があります。


例えば、
骨折などをして、
ギブスをはめていると、
その部分の筋肉繊維は
使われずにいるため、
筋肉繊維が細くなり、
機能が低下します。


こうした現象を
生理学の分野では、
「廃用性萎縮」
呼んでいます。


仮に
「廃用性萎縮」
起きたとしても、
リハビリなどをして
その部分の筋肉を
使うようになると
筋肉繊維が太くなり、
機能が回復していきます。


こうしたことは、
身体機能などに
限ったことではなく、
私たちが持っている
能力全般にも
言えるのでは
ないでしょうか。


楽だからといって、
それに浸っていると、
せっかく持っている
様々な能力の
「廃用性萎縮」
招きかねません。


例えば、
それはモノゴトの
本質を見つけ出す
「観察力」
かもしれません。


すぐに結果が出なくとも、
目的のために努力する
「忍耐力」
かもしれません。


自分の思いを伝え、
相手の思いを理解する
「コミュニケーション力」
かもしれません。


意見の違いがあった時に
それを調整する
「交渉力」
かもしれません。


問題を感じた時に
その背後にある
課題を発見する
「課題発見力」
かもしれません。


そのようにして
見つけた課題を
解決していく
「課題解決力」
かもしれません。


こうした能力を
活用することは、
楽なことでは
ないでしょう。


しかし、
意識的に
使えば使うほど、
鍛えられて、
しなやかに機能
するようになります。


私たちは誰もが、
多種多様の能力を
有しています。


そうした能力を
「廃用性萎縮」させずに、
より良く働かせられよう、
日頃から努力して
いきたいものです。





※東日本大震災の復興を
心よりお祈りしています。

神栄カウンセリングセンター のHP