想いを伝える"外身"と"中身"【コミュニケーション】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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心と身体と社会的な“しあわせ”に関する情報メディア
(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

コミュニケーションで
大切なことの一つは、
意図を共有することです。


伝え手が、
相手に届けようと
している意図が、
受け手にしっかり届けば、
正しくコミュニケーションが
成立していると言えるでしょう。


しかし、
現実の場面に目を向けると、
コミュニケーションが
正しく成立していないケースが
少なくありません。


このような場合、
伝え手の意図が、
受け手にしっかりと
伝わらないため、
誤解が生じたり、
言い争いや起きたりして
関係が悪化してしまいます。


さて、
こうしたことを防ぐためには、
どうしたら良いのでしょうか?


コミュニケーションは、
相手に何か品物
プレゼントをする
行為に似ています。


もしあなたが、
大切な人に
何かをプレゼント
しようとしたならば、
どうするでしょう?





おそらく、
送る相手のことを想い、
相手のためにふさわしいと
感じる品物
選ぶことでしょう。


その後選んだ品物を、
ラッピングしてから、
相手にプレゼントするのでは
ないでしょうか。





ここでいう品物は、
「送り手の意図」
を表します。


そして、
その
品物
ラッピングする包装紙は、
言葉表情口調
ホディランゲージなどを
表します。


送り手として、
気配りをするのであれば、
商品を包むのに
ふさわしい包装紙
選ぶことが重要です。


どんなに商品に
想いを込めたとしても、
無造作に新聞紙に
くるんで渡したら、
相手はどう思うでしょう?


商品に込めた想いは、
相手に伝わらず、
場合によっては、
中身を見ることなく、
放置されてしまうかも
しれません。


そうならないように、
中身に込めた想いに
ふさわしい表現を
工夫することが
肝要です。


一方、
受け手が
心掛けると良いことは、
包装紙に囚われずに、
しっかりと中身
確認することです。


相手の深い真意は、
包まれた中身
込められて
いるからです。


人によっては、
不器用なために、
ぶっきらぼうにしか
自分の想いを
伝えられない人がいます。


そのような人の
言葉遣いや
非言語に惑わされて、
相手の真意を
見失うことがないように、
注意深く接するよう
心掛けたいものです。


コミュニケーションは、
意図を共有することが
重要です。


そのためには、
受け手と送り手
双方の協力と工夫が
求められるのです。






※東日本大震災の復興を
心よりお祈りしています。


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