サイレントコントロール【外的コントロール】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

親や教師や上司など、
力と権限を持っている人は、
サイレントコントロールに
注意したいものです。


サイレントコントロールとは、
人材育成コンサルタントの
内田和俊さんが著書の中で
紹介している言葉で、
次のように定義されています。


「サイレントコントロールとは、
 自らの権限を後ろ盾にして、
 無言で人を操ること」



例えば、
次のような行動は、
サイレントコントロールと
考えられます。


■あいさつをしない


■腕組みをして不機嫌な態度で相手の話を聴く


■相手を睨みつける


■眉間にしわを寄せる


■顔を背ける


■相手が話している時に別のことをする


■無視する


サイレントコントロールは、
恐れと不安などの
感情に訴えて
相手を従わせようと
する行動です。


こうした行動によって、
相手が従うことが
あるかもしれません。


しかし、
それはあくまでも
表面的なものであって、
相手の心の内側では
不信感と恨みが湧き起こり、
いずれ何らかの
問題を生み出すことに
なるでしょう。


権限を持っている人は、
そうでない人に比べて、
サイレントコントロールの
威力は強くなります。


そして、
自分ではそれに
気づいていないことが
ほとんどです。


もしあなたが、
力と権限を持っている
立場であるならば、
サイレントコントロールを
使うことがないよう、
充分に注意しましょう。


※東日本大震災の復興を
心よりお祈りしています。

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