身体の距離と心の距離【コミュニケーション】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

コミュニケーションを
良好なものにするためには、
身体の距離と心の距離の
両方を意識することが重要です。


身体の距離と
心の距離が不一致だと、
思いのやりとりが
うまくいかないからです。


私たちは、
自分の思いが
相手に伝わらない時に、
分かってもらおうとして、
つい大きな声を出したり、
強い口調で訴えたり
することがあります。


しかし往々にして、
大きな声を出し、
口調を強めれば強めるほど、
相手の理解は得られなく
なっていくものです。


このような時、
身体の距離と心の距離は、
不一致な状態にあります。


身体の距離が近いのに、
遠くの人に話すかのように
話さなければならないのは、
心の距離が遠く感じられ、
大きな声や強い口調でないと
伝わらないと思うから
なのでしょう。


しかし、
近い距離で、
大きな声と強い口調で
話し続けられたら、
相手にはどのように
伝わるでしょう?


うるさく感じて
話の内容に
意識が向かないのでは
ないでしょうか。


もし、
大切な思いを
伝えたいのであれば、
身体の距離を
近づけるだけでなく、
心の距離も近づけるよう
努力する必要があります。


身体の距離と
心の距離が近づけば、
大きな声を出す必要もなく、
穏やかな口調で話すことができ、
お互いの思いを
受け渡しやすくなります。


コミュニケーションを
良好なものにするために、
身体の距離と心の距離の
両方を意識するよう
心掛けたいものです。


※東日本大震災の復興を
心よりお祈りしています。

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