悩みから抜け出す【外的コントロール】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

アメリカの精神科医
ウイリアム・グラッサーは、
「私たちが抱える様々な悩みの原因は、
人間関係から生まれるもので、
それらの人間関係がうまくいかない理由は、
外的コントロールを使っているからだ」
と説明しています。


さて、
ここで言われている
外的コントロールとは、
どのようなものなのでしょう?


Dr.グラッサーは、
2001年に来日された際、
特別ワークショップの中で
外的コントロールを
次のように定義しました。


「人を外側からコントロールしようとすること、
 また他の人が私をコントロール出来るという
 考えも含まれる」



外的コントロールを使っていると、
コントロールする人と
コントロールされる人の
関係が生まれます。


このような関係の中では、
理解や協力は得にくくなり、
駆け引きや争いが
起こるようになります。


それが悩みの種となり、
やがて心身の不調となって、
現れてくるのです。


こうした悩みから
抜け出すためには、
外的コントロールから
脱却することが
求められます。


外的コントロールから
脱却するということは、
他人を自分の思い通りに
コントロールしようと
することを手放し、
他の人からコントロール
されているという考えも
手放すことです。


そして、
状況がどうであっても、
自分がコントロール
できることに意識を向けて、
求めているもののために
力を注ぐということです。


そうすることで、
人生の舵が
取れるようになり、
悩みからも上手に
抜け出すことが
出来るでしょう。


悩みから抜け出す
最も重要なポイントは、
外的コントロールという
囚われからの解放と
言うことができるのかも
知れません。


※東日本大震災の復興を
心よりお祈りしています。

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