統制的な自己主張(後編)【外的コントロール】 | ウェルビーイングのおすそわけ

ウェルビーイングのおすそわけ

心と身体と社会的な“しあわせ”に関する情報メディア
(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

統制的な自己主張の
もう一つは、
行動統制的な主張です。


行動統制的な主張とは、
どのような行動をとるべきか、
あるいはとるべきでないかを
その行動をとる本人ではなく、
他者が決めつけるような
自己主張の仕方のことです。


代表的なものとしては、
「あなたは、○○をすべきだ」、
「あなたは、○○をすべきでない」とか、
「あなたは、○○と言うべきだ」、
「あなたは、○○と言うべきでない」、
というような自己主張が
考えられます。


また、
相手を自分の意向に
添わせることを目的として、
「あなたは、○○しようとするかもしれないが、
 あなたはそれをするべきではない」
などのように、相手の行動を予測し、
その行動に抑制を加えるような
主張もあります。


このような
統制的な自己主張では、
真の理解と協力は
得られません。


逆に心理的な抵抗を
生み出すことに
つながります。


なぜならば、
自由の欲求と力の欲求
脅かされるからです。


ですから、
相手に要望を
伝えようとする時には、
統制的な自己主張に
ならぬよう注意し、
相手の話によくよく耳を傾けて、
対話するよう
心掛けたいものです。


※東日本大震災の復興を
心よりお祈りしています。

ペタしてね

神栄カウンセリングセンター のHP