フォースフィールド解析は、
フォース(力)の向きに
注目して分析を行うもので、
社会心理学者のレヴィンによって
考案されたものです。
フォースフィールド解析では、
あることをしようとする時に
それを進めようとする力と
引き戻そうと力を明らかにして
検討していきます。
例えば、
模造紙に課題を記し、
真ん中に縦線を引きます。
そして、
左に「進もうとする力」、
右に「抵抗する力」を
箇条書きにします。
この時に、
それぞれの項目の
フォースの強さは
矢印であらわします。
「抵抗する力」を
弱めることは出来るのか、
「進もうとする力」を
更に強化する方法はあるのか
などを検討することで
意思決定がしやすくなり、
行動計画も立てやすくなります。
[フォースフィールド解析の実施ポイント]
(1)ステークホルダー(関係者)全員で行う
(2)出来事ではなく、背後にある力(効果や影響など)を見出す
(3)フォース(力)の大きさを矢印で表す
(4)「抵抗する力」を消去あるいは減少させる
方法についてブレーンストーミングする
(5)「進もうとする力」を強化あるいは新たな項目を
見出すようブレーンストーミングする
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例として
「新居への引っ越し」を題材に
図式化してみました。
このように視覚化すれば、
「要因」、「影響力」、「対策」など
複数の事柄が一目で理解できるようになり、
決断を下すのに大いに役立ちます。
…つづく
参考文献 :「決断する力」ジョナサン・ヘリング
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心よりお祈りしています。
神栄カウンセリングセンター のHP