見通しを共有する【親子関係】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

大人と子どもの
違いがあるとしたら、
それは先の見通しが
立てられるかどうかと
言えるかもしれません。


大人は、
先のことを見通して、
努力が必要なことに
取り組みます。


先のことを見通して、
好きなことを
後回しにしたりします。


先のことを見通して、
貯蓄したり、
節約したりします。


しかし子どもは、
これらのことが苦手です。


子どもが
努力するのを嫌がったり、
好きなことだけに取り組んだり、
お金を使いたい時に使ってしまうのは、
先のことを見通せないことに
一因があるのではないでしょうか。


大人には、
すでに経験済みのことを
子どもはまだ経験していません。


ですから子どもに
「先のことを考えて行動しなさい」
というのは無理があります。


子どもに対して、
何をすべきかを教える前に
子どもと一緒に少し先のことを
一緒に考える時間を持ちましょう。


子どもなりに
先のことを考えてもらい、
これからの見通しを
共有するよう試みましょう。


そうすることで、
次第に物事を計画的に
考えられるようになります。


先の見通しが
立てられるようになると、
子どもは自律的に
自分のことは自分で
出来るようになるでしょう。


先の見通しを
共有することは、
とても大切な学びの時です。


意識して子どもと共に
先の見通しを考えるように
取り組みたいものです。


※東日本大震災からの一日も早い
 復旧と復興を心よりお祈りしています。

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