選択理論基礎用語-その16〈行動のシステム-前編〉【選択理論心理学】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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私たちの脳内では、
【フラストレーション・シグナル】が発せられると、
直ちに【行動のシステム】が働き始めます。


この【行動のシステム】は、
行動の保管庫のようなもので、
様々な行動レパートリーが記憶されており、
必要に応じてその状況に適応するための
最善の行動を検索します。


このようにして
導き出された行動は、
【整理された行動】と呼ばれます。


しかし、
【整理された行動】が
いつも効果的であるとは
限りません。


【整理された行動】を実行しても
効果がないことが分かると
【行動のシステム】では
【整理】が行われ、
過去に効果があった方法を
検索し始めます。


更にそれでも
効果的な方法が
見つからない場合には、
【知覚された世界】の
情報と情報を組み合わせて、
これまでにない新しい行動を
【再整理/生成】します。


このようにして生み出された行動は、
【整理された行動】に置き換えられ、
その後は行動レパートリーとして、
用いられるようになります。

…つづく


※東日本大震災からの一日も早い
 復旧と復興を心よりお祈りしています。

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