セルフコントロールスキル(後編)【セルフコントロール】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

全行動の四つの要素には、
次のような特徴があります。


◇行為と思考は、直接コントロールできる
   腕を挙げる(行為)、何を食べるか考える(思考)などは、
   自分の意志で直接コントロールできる


◇感情と生理反応は、直接コントロールできない
   嬉しい気分になる(感情)、体温を1℃上げる(生理反応)などは、
   自分の意志で直接コントロールできない 


◇行為と思考に付随して感情と生理反応が変化する
   走れば(行為)汗が出る(生理反応)、
   失敗場面を想像すれば(思考)、不安になる(感情)


◇操作系は、行為と思考の役割
   行為と思考は、舵の働きをもっており、
   行動を方向付けている


◇感知系は、感情と生理反応の役割
   感情と生理反応は、5つの基本的欲求をモニターして
   充足度合いを教えている


セルフコントロールが上手く出来ない時は、
感情や生理反応に振り回されている時と
言えるでしょう。


そんな時には、
「感情と生理反応は、直接コントロールできない」、
「直接コントロール出来るのは、行為と思考だ」、
ということを思い出して下さい。


現実的な変化を起こすのは、
行為と思考です。


その結果、得られた変化が
欲求充足に叶うものならば、
感情や生理反応が感知して
その行動が効果的であったことを
教えてくれます。


何だか上手くいっていないと感じた時には、
ぜひ全行動の四つの要素を思い出して
セルフコントロールにお役立て下さい。


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