外的コントロールを治めよう | ウェルビーイングのおすそわけ

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心と身体と社会的な“しあわせ”に関する情報メディア
(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

相手に何度言ってもこちらの言うことを聞いてくれない、
そんな経験をすることは誰にでもあるものです。

こういう状況を何とかしようと、
次のような対応をしているのを見ることがあります。

はじめはやさしく言ってきかせる、
それでもダメなら、大きな声で言って聞かせる、
それでもダメなら、罰を与える、
それでもダメなら、褒美を餌にする。

こうした流れは、事態の悪化を招きます。
また、こうした流れは人間関係が
壊れてきていることを表しています。

これらは、※外的コントロールと呼ばれる対応です。

外的コントロールは、「何とかしたい!!」
という気持ちから生まれてきます。

しかし、この流れで得られるものは
嫌な気分とどうにもならない状況ではないでしょうか。

もし外的コントロールをしていると気づいたら
それを治めて関係の回復を努めましょう。

"コントロールする、される"の関係でなく、
"気遣いを示す、示される"という関係を築くことに努めましょう。

相手との心の距離が近づけば、
歩み寄りが可能になるでしょう。

困難に感じた時、安易な方法をとるよりも、
遠回りに思えることに取り組む方が
有益なことがあるものです。(yoshi)

※「選択理論心理学の用語集」をご覧下さい。
http://shin-ei-cc.com/cgi/sh_data/sh_data/16_log.html