決して謙虚な訳ではありませんが、自分が治したなどとは思わないのです。
カイロプラクティックの世界では、ストレートカイロプラクターと云われる人達がいます。
カイロプラクティックは病気や症状を治すものではなく、身体の持つ治癒力を発現させるものである。といった哲学の元にアジャストメント(背骨の調整)しか行わない人達です。
確かに背骨のアジャストメントだけで劇的に良くなる人もいます。
ですが、治癒の為にはほとんどの人にそれ以外の介入が必要です。
哲学は大切にしつつも、軟部組織に対してなど他の療法も併用するのが、患者さんのより良い回復に繋がりその方の発展に結びつくと信じています。
背骨を調整して『はい終わり、後は貴方の身体が治します。』では、プロとしてどうかなぁと、医療出身なので思ってしまいます。
ですが、人体は確かな自己治癒力もあり、それが医学や科学で完全に判明してないのもまた事実。身体の持つ可能性を考えれば、とても大事な考え方です。
個人的にはストレートな考え方や手法は憧れを覚えます。
以前、大阪で国際カイロプラクティックカレッジの岡田理事長に、それでも僕は現代にマッチしたストレートカイロプラクターだと思うのですが…と質問したことがあります。
岡田先生にはそれでオッケーだとおっしゃっていただきました。
ちなみに国際カイロプラクティックカレッジはストレートな考えと医療とのバランスが絶妙な教育内容です。
僕は心はどこまでもストレート、やる事はミキサー(その他の療法を併用する事です)
そして、その療法はあくまでも科学的である事に誇りとこだわりを持って行きたいと思います。
それが、カイロプラクティックと患者さんの更なる発展に繋がると信じて…。