過去記事(2021/6/4)です。

結論:これはスランプではない | データでみる藤井聡太 (ameblo.jp)

 

同じチャートを更新しました。

 

注:横軸は対局数。期間の長さに比例しません

 

藤井の「直近15局勝率が70%を割り、かつ同時に直近30局勝率が80%を割る」ことを「固め負け」と呼ぶことにすれば、今回はその条件を満たします

 

そしてデビュー以降現在まで、藤井の固め負けは5回あります。

 

[ 1回目:2017/7/2-9/22 (83日間 / 13勝7敗) ]

・ 勇気に30連勝を阻まれ、銀河戦で上村に負けるまで

・ 2連敗:8/24 棋王戦vs豊島 & 9/2 加古川青流vs井出

 

[ 2回目:2019/5/23-8/29 (99日間 / 13勝8敗) ]

・ 豊島/都成戦の連敗から叡王戦で村山に負けるまで

・ 2連敗:5/23 銀河戦vs豊島 & 5/28 棋王戦vs都成、7/8&9 vs久保 (NHK/銀河)

 

[ 3回目:2020/9/12-10/26 (45日間 / 4勝5敗) ]

・ JT杯で豊島に負けてから、王将リーグで永瀬に負けるまで

・ 2連敗:10/5 王将戦vs豊島 & 10/12 NHK杯vs木村

 

[ 4回目:2021/11/21-2022/1/16 (57日間 / 3勝4敗) ]

・ JT杯決勝で豊島、王将Lで永瀬に連敗~朝日杯で永瀬に負けるまで

・ 2連敗:11/21 JT杯決勝vs豊島 & 11/24 王将リーグvs永瀬

 

[ 5回目:2024/2/10-2024/5/19 (100日間 / 7勝5敗) ] ← 今回

・ 朝日杯決勝で永瀬、NHK杯決勝で勇気に連敗~名人戦④で豊島に負けるまで

・ 2連敗:2/10 朝日杯決勝vs永瀬 & 2/12 NHK杯vs勇気

 

 

過去の固め負け時期には必ず1回以上の2連敗が含まれており、今回も2月の連敗がスタートと見るのが自然だと思います。

 

過去の低段時代より対局数は減っているため、同じ期間の負け数は減少。

固め負け期間の終わりを日数で考えるのか、対局数を考慮したほうがいいのかは微妙ですが、より一般的な日数で見ると現在の継続期間100日は過去最長の99日間に匹敵。

 

よって、ヘタすると

こないだの負けが今回の固め負けの最後の可能性があります。

 

期待しましょう。

 

過去の2連敗はトータル8回。

うち6回が固め負け期間内。

連敗にからむ16局中13局が後手番。10局が早指し。