1124 :(ブログ開設2周年記念)読者の方製作マイクのクラシック録音に参加して | ShinさんのPA工作室 (Shin's PA workshop)

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2024年1月追記

 

cracker* ブログ開設2周年記念 cracker*

 

早いものであれからちょうど二年たちました、皆様ありがとうございます。

http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-10278409046.html  (開設最初の記事)

ブログの意味も良く判らないまま不特定多数の方にマイクの改造法を伝えたくて緊急立上げして2年。

この間多くの方と知り合い、皆様に支えられながら3周目のトラックに突入します。

どうか引き続き応援くださるよう宜しくお願いいたします。  Shin

 

 

今回は読者の方の作品が主役です。

6月5日横浜はみなとみらいホール(小)ホールへと向かった。

東日本大震災「音楽愛好家によるチャリティコンサート in 横浜」の録音。

 

このブログで「ファンタム式パナ改マイク」を知ったという氏、まずそれが惚れ惚れする程見事な作品。

fetⅡ をモデルにされ、丁寧なつくりにShinさん負けそうです。

 

作者は今回のA氏、そして録音仲間のB氏、ご両人アキバ好きでは筋金入りだがチラシを配っている メイドなかやん さんには目もくれず金属皮膜抵抗を求めるミドルの少年。

ShinさんのPA工作室 で、行き先はコノ辺かな・・・?


 

 

 

 

今回は会場との関係もありマイク位置は框にセットしたファンタム式パナ改(写真)

 


ShinさんのPA工作室

A氏製作のファンタム式パナ改 (サンケンCOS-11を一回り大きくした感じだ)

(セパレーツ形状はfetⅡ 譲り、回路は同一だ)

 

框からプラスチック・ポールでやや高さを稼いだ。

 

一方ホール三点吊はSCHOEPS CMC-55U これも同録した。

      (ホール暗騒音もよく似た傾向を示してしる)

 

リハーサル以上に本番では俄然やる気を見せ始めたファンタムパナ改。

 

オープニング曲、ヘンデル「パッサカリア」 バイオリンとチェロの合奏は力強くも被災地に向けた愛情のこもった見事な演奏である。

 

ヘッドホンを受け取り聴かせてもらう、

「SCHOEPS」・・・さすがに絃の響き、アンサンブルの美しさ、ホールの広がりや空気感、どれを取っても言う事はない。

 

「ファンタム式パナ改」・・・おいおいコレ框で?と思うほどの驚きのグレード。

位置関係からかチェロの響きはベッピンだ、また框にセットしてあるとはいえ楽器の存在感とホールトーンは、勝るとも劣らない」・・・あの位置にありながらちょっと信じられない音だ。

常に高級マイクを彷彿させ、凌駕することさえあるこのマイクからは目を離せない。

 

演奏中、隣のB氏に 「ファンタムパナ改」SCHOEPSとイイ勝負していますね、「互角にも聴こえるけど・・・」と書いたメモを渡すと大きくうなずく。

 

2時間の演奏会はあっという間に終わり、ご両人ともいい笑顔だ、オツカレサマ。

 

Shinさん、何がうれしいかといえば、とかく「100円マイク」「ラジカセマイク」「パソコンマイク」じゃないかと云われるこのマイクカプセル(WM-61A)のソースフォロワの良さをA氏B氏も知り尽くしているからこそ出来るワザ、最初から「きわめて高い峰」しか狙っていないことにある。

 

「ファンタム式パナ改・・・もっと可能性がある!」と機材を片付けながら豪語するお二人であった。

 

今度はDPA 4006と勝負だとか・・・

 

 

 

(WM-61A)

ShinさんのPA工作室 ShinさんのPA工作室


 

 

【読者のみなさまへのお願い】

 

マイクロホンクラフト醍醐味は秋月で1袋100円か200円で買ってきたマイクカプセルにリード線をちょっと半田付けして済む世界ではない、まして「プラグインパワー」でイージーに済ませてしまう方法とは得られる結果がまるで異なる。

 

そんな手抜きクラフトの誘惑から是非とも一歩踏み出して一人でも多くの方が挑戦してくださる事をお願いいたします。

今まで見たことも聞いたこともない音の世界がこのように広がっており、それがXLRコネクタ接続とファンタムOnだけで実現します。

 

このマイクシステムは「従来のパナ改マイク」では必須だった邪魔な「抵抗・コンデンサ入りの電池箱」が不要となり、不安定なミニプラグ・ミニジャックの呪縛からも解き放たれた新しい時代のパナ改」として一昨年、業務用途への転用を目的に私が発表したことがきっかけとなっています。

(これ以前でもファンタム電源で動作させる例はありましたが方式がやや異なり、グレードの高さでは「ファンタム式パナ改」が群を抜いています)

 

そこで皆様にお願いします、

この素敵なマイクロホンシステム・・・「ファンタム式パナ改マイク」を皆様の手で育ててください。

 

Shinの技術情報はこのブログ上で全公開を基本としております。

(当初の「一般パナ改」は現在まったくお奨めしておりませんがパナ改のルーツが詰まっていますので削除を中止し、あえて残してあります。)


PC-OSであるLINUX のように皆様によってこのマイクシステムを自由にカスタマイズしてさらに素晴らしいものにしていきませんか。

 

条件①:WM-61Aを中心としたパナソニックのECMカプセル使用

条件②:ECMはソースフォロワで使用すること

条件③:ファンタム電源で動作するマイクロホンシステムであること

 

(条件①に関して他メーカーの場合の呼称は考え中です。)

また「ファンタム式パナ改マイク」という呼称ももっと適切なものはないかご一緒に考えていきたいと思います。

 

いずれオフ会など開催できれば素晴らしいと思います。

 

 

(パナ改とは)

http://www.linkwitzlab.com/sys_test.htm#Mic そして文中、microph1.gifと microph2.gif という画像ページがあり、これこそがLinkWitz氏によって全世界に提唱された「パナ改」(Linkwitz-Mod)です、ルーツはぜひ知っておいてください。このページへは左上のLinkwitzLabHPからでないと入れません。

 

「私が前からやっていた」だなんて恥ずかしいウソは口が裂けても言いません。

 

 


Shinのファンタム式パナ改マイク fetⅡ はご希望によりお作りしております

 

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【おことわり】

★ここで公開している回路・写真・説明文などは音響家の方、アマチュアの方でハンドメイドまたは試験評価なさる場合の参考として考えております。
 

 

★製作物・加工物の性能・機能・安全性などはあくまでも製作される方の責任に帰し、当方(Shin)ではその一切を負いかねます。

 

★第三者に対する販売等の営利目的としてこのサイトの記事を窃用する事は堅くお断り致します。
 

★情報はどんどん発信していきます。ご覧いただき、アレンジも良し、パクリも結構です、Shinさん独特のこだわりと非常識を以て音響の世界を刺激してまいります。

                             管理人(Shin)                             
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