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shin-1さんの日記

〇小泉八雲が愛した島根県松江宍道湖嫁ヶ島に落ちる夕日

 私の潜在能力の中にあった①生まれ育った双海町下灘で子どもの頃から見ていた夕日、②高校3年生の時実習船愛媛丸に乗船し遠洋航海に出かけた南太平洋上で見た夕日、③30歳の時総理府派遣第10回青年の船の班長として建国200年のアメリリカへ旅した時にっぽん丸の船上で見た夕日という、3つの思い出がオーバーラップして夕日をテーマにまちづくりをし始めていた若い頃、「日本中にはどんな夕日があるのだろう」と調べてみたくなりました。

 

 

 もう40年も前のことですから当時はインターネットもなく調べようとしても中々分かりませんでした。その内私に講演依頼が舞い込むようになったのをいいことに、講演のついでにあちこちの夕日を観て回るようになりました。最初に行ったのは島根県松江の宍道湖嫁ヶ島に落ちる自称日本一の夕日で、小泉八雲が日本に帰化するきっかけとなった夕日でした。残念ながら山陰地方は「弁当を忘れても傘を忘れるな」と言われるほど雨や曇りの日が多く、私が見に行った日もあいにく雨で見ることが出来ず、天気率の良い瀬戸内海側にある私のまちの夕日夕焼けの方が天気率が高いので、「よし勝った」と思いました。

 

 先日テレビを見ていると嫁ヶ島に沈む夕日が紹介されていたので、とっさに手持ちのスマホで画面の画像を撮ってみました。確かに絵になる光景でした。聞くところによると来年連続テレビ小説で、作家ラフカディオハーン(小泉八雲)の日本人妻が主人公になるそうですが、必ずや松江の夕日が紹介されるに違いないと、密かに期待をしています。そもそも地域づくりはナンバーワンやベストワンを目指す訳でもなく、オンリーワンとしてのプライドを掲げている私としては、夕日の付加価値を高める絶好の機会ととらえています。