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〇大根の首切り

 「首切り」と聞けば、「死罪」や「職場での辞職勧告」など、縁起でもない嫌なことを思い出しますが、春が近くなったこの時期になると、家庭菜園で必ずやる農作業のことでもあるのです。菜園には既に一足早く春がやって来ていて、チンゲンサイや小松菜などは、葉っぱの芯から可愛らしい花芽が覗いています。

(首を切った畑の大根)

 

 青首大根も聖護院大根も葉っぱをかき分けるように、青い新葉が伸び始めていますが、これはチンゲンサイや小松菜と同じような花芽の兆候です。ほおっておくと地下茎を栄養分にして、やがて花芽になり、大根はスが入って食べられなくなるのです。そのため大根は首切りを行い、もうひと分張り働いて、食卓を賑わせてもらうという算段です。

 

 包丁で大根の首から葉っぱを容赦なく切り落とし、小ぶりな大根は間引いて葉っぱを落とし、洗って切り干し大根に加工しますが、既に一年分の切り干し大根は加工を終えていて、乾燥した切り干し大根は乾燥剤とともにナイロン袋に入れて、倉庫にしまっていますが、これが最後の作業となり、出来上がった切り干し大根は親類や仲間にお裾分けしてあげるのです。

 

  「畑には 早くも春が やって来て 小松菜等は 芯から花芽」

  「大根の 首切り作業 毎年の 私の風物 必ずやります」

  「植物は 子孫を残す サイクルを 無意識覚え 花と実つける」

  「首切った 大根畑 殺風景 どこか寂しい 春の訪れ」