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shin-1さんの日記

〇やっと咲き始めた金木犀

 夏の渇水、度重なる台風上陸、初秋の長雨などの天候異変で、もう咲かないだろうと諦めていた、庭に植えている金木犀の花がやっと咲き始め、何ともいえない香りを周囲に漂わせています。強烈過ぎる香りゆえ、花粉症の人の中には嫌がる向きもありますが、ウォーキングの途中家々の庭から金木犀の匂いがすると、失礼ながら思わず庭を覗き、家主がいると「いい香りですね」と会話を交わしています。

(咲いた金木犀の花)

(今年は咲かなかった銀木犀の花)

 

 毎年見に行っている翠小学校校庭の銀木犀は、例年より遅れて咲いたようで、結局見ることができなかったし、わが家の銀木犀も咲かずに終って、何となく消化不良のようだっただけに、金木犀の開花は何となく嬉しい花便りです。私たちの暮らしは随分様変わりして慌しく、五感を感じるようなゆとりを持てないのが実情ですが、せめて季節の彩りや香りを楽しむような心のゆとりを持ちたいものです。

 

 このところの朝晩の気温低下で、周りの山の色に少しずつ変化が現われ始めました。クヌギやナラといった雑木主体の山ゆえ、真っ赤に燃えるモミジのような紅葉は望むべきもありませんが、クヌギの黄色に混じって色づくハゼモミジの赤色もまた趣があります。残り少なくなった自分の人生において、あと何回こうした金木犀の香りや紅葉を見られるのだろうと思うと、野山の風景がとても愛おしく感じられる今日この頃です。

 

  「町内の あちらこちらの 家々に 植えた木犀 香り漂う」

  「少しずつ 野山に色が つき始め 秋の深まり 肌で感じる」

  「秋刀魚焼く 臭いもいいが 金木犀 香りまたよし 秋の訪れ」

  「あと何回 金木犀の 花香り 感じられるか 短き人生」