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〇酔芙蓉の花の咲く頃

 私が別名「夕日花」(ゆうひばな)と勝手に名前をつけている、酔芙蓉の花が咲き始めました。道の駅ふたみシーサイド公園と海岸国道378号の細長い斜面と国道の山側段傾斜護岸には、かなり沢山の芙蓉が植えられています。これも勝手に別名「芙蓉の小路」と名前をつけています。菜の花のように一面黄色い花が咲くようなド派手さはありませんが、今年は天候の影響でしょうか、例年より少し遅れて今が満開のようです。

(白色は朝花、ピンクは昼花、赤は夕花)

 

 私が若い頃発案し、強力に推進した花咲くまちづくり事業で双海町では、水仙・菜の花・桜・杏・つつじ・アジサイ・ツワブキの花に加え、花の少ない晩夏から初秋にかけて咲く花を探していました。丁度その頃「風の盆」という小説を読んで、酔芙蓉という花の存在を知りました。これぞ「夕日花」と言われるように酔芙蓉は朝真っ白、昼ピンク、夕方深紅と一日の3回花の色を変えるそれは珍しい花なのです。

 

 早速国の管理や工事を行なっている伊予土木事務所に話を持ち込みました。最初は色よい返事ではありませんでしたが、植栽後の管理を町民がするという妙案で巧みに誘い、三好係長さんの英断を引き出し、植栽となりました。もう20年も前の逸話なので、私以外そのことを知っている人は多分いませんし、何げなく通る道すがらなので、咲いていることさえ殆ど知られていないので、あえて紹介することにしました。

 

 私は顔に似合わず花が大好きです。自称日本一と自認する夕日とセットにできる酔芙蓉の花は、水仙や菜の花ほどその存在は知られていませんが、何ともいえない気品漂う花なのです。そろそろ自生するツワブキの黄色い花が頭を持ち上げ、花暦もバトンタッチしますが、私は昨日カメラを提げて一人でのんびりゆっくり花見を楽しみました。ああ何て幸せなひと時だったでしょう。存分に酔芙蓉の花に癒されました。

 

  「国道の 斜面に植えた 酔芙蓉 今が盛りと 綺麗に咲いて」

  「朝白く 昼はピンクに 色直し 夕方深紅 酔芙蓉の花」

  「まるで人 お酒に酔った ような花 綺麗綺麗と 一人堪能」

  「酔芙蓉 一人の男 思いつき 植えた過去など 知る人もなし」