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shin-1さんの日記

〇秋刀魚の塩焼き

 昨日の夕方書斎でパソコンに向って原稿を書いていると、どこからともなく秋刀魚を焼く匂いが漂い始めました。直感的に、「おっ、今晩は秋刀魚の塩焼きだ!!」と喉がなりました。間もなく妻が「ご飯だよ」と呼びに来ました。「待ってました」とばかりに台所へ行くと、食卓には秋刀魚の塩焼きが2匹、下ろし大根とすだちを添え行儀よく皿に盛られていました。勿論ご飯は先日親友西岡さんからいただいた「にこまる」という品種の新米です。

 

 私は肉よりも魚派で、妻は魚好きな私のために殆ど毎日、魚を一品用意してくれますが、秋刀魚やハマチなど青魚系も大好きだし、昨日の塩焼きした秋刀魚が生秋刀魚だったので、頭と尻尾を取り、すだちを万遍なく搾りかけ、下ろし大根とともにいきなり丸ごとかぶりついて骨ごと食べ始めました。いつもの事なので妻は驚きもしませんが、「猫じゃああるまいし、骨くらいは残したら」と飽きれ返って言われました。「骨にはカルシュームがあるから」と薀蓄を言いつつ、骨どころか少し苦味のある内蔵まで全て食べ尽しました。

 

 お皿の上には頭と尻尾以外は何も残っていないのを見て、吾ながらあっぱれと箸を置きましたが、「猫以上だね」と妻にからかわれました。私たちの地方では魚が好きな人のことを「ねこ」と呼んでいますが、私はまさに「ねこ」なのです。今年は台湾や中国の漁船が秋刀魚漁場に進出したり、海流の影響で漁獲量が減って、いつになく値段が高いようで、新鮮な生秋刀魚だと一匹200円もするようで、庶民の味の代表格もやがては、高嶺の花になるかも知れません。今が旬なので新鮮な生秋刀魚の刺身も食べて見たいと思い、妻にリクエストしましたが、妻は「そのうち」とのことでした。

 

  「今が旬 秋刀魚の塩焼き すだちかけ 下ろし大根 一緒にガブリ」

  「皿の上 頭と尻尾 だけになり 猫より上と 妻も呆れて」

  「魚好き ねこと呼ばれる 勲章を 妻に貰って 胸張り暮らす」

  「色々な 要因重なり 今年は 秋刀魚が高値 少しがっかり」