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shin-1さんの日記

〇グレードをワンランクアップする

 人間は「貧すれば鈍する」で、貧しければ心までが愚鈍化するものです。一概には言えませんが経済的に貧しいと、信頼して生きているはずの夫婦間でさえ、つまらないいさかいや喧嘩が起こり、時には同じ屋根の下に住みながら、顔を背けて暮らすことだってあるのです。社会も同じで経済的にがめつく生きている人には中々人が寄りつかないものです。「水は方円の器に従い人は善悪の友による」とは、人の生き方を説いた「水五則」のしめの言葉ですが、自分の過ぎ越し人生を振り返れば、この言葉に納得するのです。


 今の自分が経済的や知的に決して高いレベルだとは思いませんが、30年前、20年前、10年前、自分の周りに集っていた人は、その当時の自分のレベルを色濃く反映していたように思います。 いわば鏡のようなもので自分=同等人でした。ある時ある人から「自分のレベルを上げると違った社会や違った人に会える」と示唆されたのをきっかけに、今の自分の存在レベルを的確に捉え、そのグレードをワンランクアップすることで、自分の周りの人や社会とのかかわりが随分変わってくることを実感するようになったのです。


 例えば30年前、訳も分らず若さにものをいわせ、多くの反対を押し切って夕やけコンサートを開きました。音楽の「お」の字も知らなかった私たちでしたが、出演者を選んだり、歌を募集したりするプロセスで、音楽を聴く機会が増え、それなりのレベルまで分るようになってきました。また音楽を志す人たちとも盛んに交流するようになり、時にはコンサートにさえ出かけるようになったのです。そんなこんなで今はソプラノ歌手の二宮典子さんとも親しくなり、彼女から貰ったCDを車の中で聴いたり、来月は彼女のディナーショーにも誘われています。


 昨日人財センターの総会に、講演を頼まれて出かけました。「じんざい」には①人罪、②人在、③人材、④人財の4種類があると思います。また大変失礼ですが、人をゴミに例えるなら①不燃人、②可燃人、③自燃人、④類燃人がいます。人罪は人在へ、人在は人材へ、人材は人財へ、また不燃人は可燃人へ、可燃人は自燃人に、自燃人は類燃人へと、ワンラックアップすれば、町はもっともっと良くなるはずです。ワンランクダウンかワンランクアップか、人も地域もこれからの人づくりや地域づくりの真価が問われそうです。


  「人罪を 人在にする 人在も 人材にする 更に人財」

  「不燃人 可燃人へと ワンランク アップしたなら 世の中凄い」

  「自燃人 だった私も 努力して 今じゃ類燃 人に成長」

  「世の中は 思い通りに ならないが 思った通りに なると信じる」