「理念という信念は末端の行動に表れる」 | 楽しみながら、成果につながる人材教育のお話

楽しみながら、成果につながる人材教育のお話

研修プロデューサーの志村智彦が「組織の人材教育や採用」について簡単を面白おかしく説明します。また、講師やコンサルタントとして活躍きたい方にも有益なこと書いています!!

僕がプロデュースさせてもらってる
劇団四季の元主役の佐藤政樹さん。
{EF4DC161-DFFC-46F3-964D-091BFEA5409C:01}

最近、佐藤さんの講演の依頼が全国から
くるようになって、お問合わせ電話番号が鳴ることが増えた。

でも、僕らも外出が多いし、不在も多い。  

それに留守電にするわけにも行かないし、
機会損失を作るわけにもいかないと、
電話秘書サービスを検討することにした。


そこで、色々調べて、ある会社に電話はしてみることにした。

そこは安値と謳い、サービスも決して悪くなさそうだ。ホームページには、理念みたいなことが書かかれていて、それもしっかりしてる。

いいかもな。

と思って、電話はした。

男性が出てきた。声は40~50才くらいだろうか。



「あのすいません、御社って、どんなセットがあるんですか?僕はこの、、、」と話をたどたどしく聞いてみた。



すると驚愕の答えが返ってきた。


「えーー、えーー、えーー、あの~。

お客様がですね、

言ってることが
よく理解できないんですけど、

うちはですね。こういう風に、、、、」


その瞬間、僕はあまりの衝撃に、
全ての感情を通り越し、
ウケてしまい、ニヤリとした。


もう、一つくらい質問してみた。
聞いてみた。



すると、こう返してきた



「ですから、
  お客様のお聞きしたいことが
 よく分からないですけど、、、、

 我々としては、、、、」


ネタか!!

サンドイッチマンのネタか!!
(実際こういうネタがある)


という具合である。


で、一応やり過ごして電話をきった。


会社としては
ホームページにいいこと書いてある。
理念もビジョンも作り込まれている。

でもね、このオッサンの言葉と態度が 一致していない。


僕は理念やビジョンという組織の理想像が
ないと始まらないと思っている。

そして、その理想像をみんなが
理解し、文化が作られ
行動に落とし込まれていることが大切だと思ってる。

だから、理念という形のない信念は、
行動によって体現されるんだと思っている。


そういう意味で、
この会社、見事に理念がお題目になっている。

形骸化していると思った。

個人の理念も会社の理念も
すべて行動によって体現される。

改めて、
人のふり見て、我がなおせと思ったのである。