いい雰囲気のセミナー研修になる音楽の選び方 | 楽しみながら、成果につながる人材教育のお話

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研修プロデューサーの志村智彦が「組織の人材教育や採用」について簡単を面白おかしく説明します。また、講師やコンサルタントとして活躍きたい方にも有益なこと書いています!!

さて、昨日は研修やセミナーで音楽を活用した方がいい3つの
理由をお伝えさせていただきました。

そこで本日は、音楽の選び方についてお伝えしたいと思います。

音楽の選び方ですが、
いくつかのシーンや目的に分けて選ぶ必要があります。

シーン1:シェアや討議中
シーン2:集中して書き込むワーク中
シーン3:始まる前
シーン4:休憩中

大まかにわけるとこの4つのシーンに別れていきます。

そのため、このシーンごとに選ぶ音楽のポイントをお伝えいたします。


■シーン1:シャアや討議中に使える音楽とは?

・歌物でないこと
・あまり馴染みのない曲
・明るくほどよいリズム
・ジャズは×、ロックも×、フュージョンも×

選ぶ最大の目的は、研修の集中を阻害しないこと。
そして、心地よく明るく取り込めるというのは、
とても重要なポイントだと思います。

例えば、僕がよく使っているのは、
葉加瀬太郎さんです。

葉加瀬太郎さんは、情熱大陸やエトピリカが有名ですが
そのほかにもたくさんのよい曲があります。
曲自体も有名すぎず、集中を阻害されることもありません。

どんな対象でも、有効的に活用できると思います。




■シーン2:集中して書き込むワーク中

このワークの場合も上記のとおり、集中力を阻害しないということが大切です。
・歌物でないこと
・あまり馴染みのない曲
・ピアノ系でゆったりとした曲

こちらも集中してワークに取り込めるような音楽がよいと思います。

ピアノ系の音楽などがよいかもしれません。

私の個人的には、ピアノ系の音楽をかけるときもありますし、
ウクレレ奏者のjake shimabukuroの音楽をかけることがあります。



シーン3:始まる前
研修の始まる前は、明るい曲をかけることをお勧めします。
その場の空気感が明るいものになるからです。

ここでも、講師の個人的な趣味ではなく、
シーン1やシーン2なので活用した音楽を
チョイスされるのも良いかと思います。

講師の趣味が強く、歌物の場合は
受講生が心地よくないと感じる場合があります。

私もかつて、研修に行った時に、
講師の娘が歌っているという曲が流れていたことがあり、
ドン引きしたことがあります。

また、昼のセミナーに、ジャズを流していると
ちょっとセンスがいまいちだな~と感じてしまいます。

クラシックはどうでしょうか。
モーツアルトは、f/1揺らぎなどがあり、
癒し効果があるといって、用いられる場合があります。
問題はないと思いますが、年齢層によっては、
かしこまった雰囲気になってしまいますよね。
自分がつくりたい雰囲気感に合わせて
変えることはよいと思います。


選ぶポイントは
「どんな雰囲気をつくりたいか?」

から逆算していくことが大切です。

曲は明るく、テンポ感があり、
主張しすぎないがよいと思います。



シーン4:休憩中

休憩中が実は、自由度がもっともきく時間であるというのが
僕の持論です。

だからといって、好きな曲をかけていいわけではありません。

・参加者の時代背景にマッチする曲をかける
・歌物でもよい。
・講師の自己満すぎるものはやめる


というのが、良い選び方かと思います。

私は今までに数社百の研修をサポートしてきたので、
雰囲気づくりには、とても気を使ってきました。


例えば、女性が多い研修の場合、
ジブリの音楽をかけることもよいと思います。

ある時、20代後半の女性の多い研修のときに
スピッツやミスチルなどを休憩中にかけた際に、
とても喜んでくれました。

25歳くらいの3年目研修などでは、greeenなどを
かけることもありました。

また、40代、50代の多い管理職研修で
アース・ウィンド・アンド・ファイアーの「september」を
休憩中に流していたところ、「僕が大学生の頃ディスコでかかっていた曲だな」と
嬉しそうにやってきた方もいらっしゃいました。


このように音楽等というのは、
参加者に合わせてかけることがよいと思います。

そして、楽しい空気で、講座やセミナーに参加をしてもらうというのが
よいのではないかと思います。

少し慣れてきたら、
自分の好きな曲をちょこちょこ混ぜてみるのもいいかもしれません。

ちなみに、むかし、チャレンジして
民族音楽をかけたことがありますが、
空気感がぶち壊れたので、あまりおすすめできません(笑)

今回、音楽の選び方についてお伝えをしてきました。

結論としては
◎明るい空気感をつくりだす。
◎緊張を研ぎほぐす
◎集中できる環境を用意する
◎学習が楽しい、ワクワクする演出を音楽でする

ということをメインに選んでいただければと思います。

ぜひ、参考にしてみてください。


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