工場の中に入ります。設備機械が多い割に働いてる人が少ない感じです。

 

建具の木枠が沢山積まれてました。ここまでの加工は日本では、家具・建具で出来る仕事。

ここからの木工機械が優れもの。あっという間に框を加工してゆきます。

  

ここが気密を確保するポイント。ドイツ・オーストラリアの機械工業の素晴らしさがわかります。

 

最後にインシュレーションやパッキンの取り付け。家内工業的風景です。

 

ガラスを取り付けて、大型サッシュの場合は運搬車にセット、出荷となります。

工場内に商品サンプルがありましたが、見学者用でもあり社員の研修用でもあるのでしょう。

一気に研修モードに入ります。赤いベストが武部(北海道)さん。その向かって右隣りが鎌田先生。

長い髪の女性がクーラー・アンドレアさん。隣が小室大輔さん。ダブル通訳・専門家です。

そして一番右端で真剣に話を聞いているのが、アルス㈱夢窓の代表取締役 髙橋光雄さん。

http://yumemado.com/company.html 山形で木製サッシュを作っています。

    

ガラスは当然のことながら、トリプルガラスです。日本だとこれがまだ高い。

旅も4日目、昼食が終わってちょうど真ん中

オーストラリアに入り、一路インスブルグを目指します。

研修旅行後半のメインはパッシブハウスの提唱者、

ヴォルフガング・ファイスト先生の講義を大学で聴講する事です。

途中、パッシブハウス基準の木製サッシュの製造工場を見学しました。

 工場はオーストラリアの山の中

 大工場という感じではありません。

 入口から木製サッシュの大開口

Freisinger(フライシンガー社)https://www.freisinger.at/home.htmlです。

 

バスは一路、オーストリアへ向かいます。こっきょうの山並みが迫ります。

途中昼食に立ち寄ったホテルhttps://www.sattlerwirt.at/hotel

正面は伝統的な木造の造りですが、宿泊棟は近代的なデザイン。

レストランの入り口、白壁に絵が描いてあります。

 

ビールはオーストリアのピルスナービール「カイザー」

スープ、お肉も美味しく、研修とはいえ観光旅行並みの贅沢です。

これも旅行幹事の采配の上手、料金は手頃(^^♪

内部化粧も木造

お腹もいっぱい、ほろ酔い加減でさらに南下します。

 

最新の住宅を見学した後、次の目的地に向かう途中

バードアイブリングの街の建物を見てゆきましょう。

  

バスが迎えに来ました。右側の建物には屋根裏がありますね。

  

上階の外壁が板貼り、下階の外壁は塗り壁という家が多いですね。

  

綺麗な住宅、生活の豊かさが感じられます。デザインは大事ですね。

  さて街を離れて、一路南へ向かいます。

 

さつきの好天に誘われて、庄内の鶴岡に建築見学にゆきました。

  

まずは 板茂の 「ショウナイホテル スイデンテラス」

https://suiden-terrasse.yamagata-design.com/

現代建築の手法を用いた、新たな展開というべき作品。

 

ピロティー形式の丸柱、周囲に広がる水田

平安時代の宇治平等院「極楽浄土」の現代的表現ですね。

これは酒田の谷口吉生の作品「土門拳記念館」と共に、建築学生必見の建築です。

 

次は妹島和代の「荘銀タクト鶴岡」

https://tact-tsuruoka.jp/overview

 

これはポストモダニズム的な建築 

奇抜な外観デザインには疑問符がつくかもしれませんが、

もともと型にとらわれない建築家、

細部のディテールと利用形態の豊かさがポイントでしょう。

 

大ホールには入場できなかったので、次回はゆっくりと見学したいですね。

10月3~4日 新住協の総会・研修会が大阪・梅田でひらかれました。

会場は 梅田スカイビルのステラホールです。

参加者が全国から300名超、ひな壇に理事が並び総会の開始です。

総会の後の研修会基調講演は代表理事 鎌田紀彦先生です。

日本における省エネ住宅の草分けであり、現在もトップランナーとして

活躍している先生から新刊「本音のエコハウス」㈱エクスナレッジの紹介がありました。

難しい話はさておき、研修会後の懇親会の流れで

とんぺい焼きのお店に連れて行ってもらいました。

いかにも大阪らしい雰囲気に、メンバーも大満足 (^o^)

秋田に施工した住宅を紹介しますね。

建て主さんは、能代の西方自邸の見学して

「このような家に住みたい」と、西方さんに設計を依頼したそうです。

設計「(有)西方設計」 施工「志村建設㈱」です。

内部は川に面して、大きく開いています。

2階部分の大開口からも、吹き抜けを通して光が降り注ぎます。

二階の吹き抜けに面した部屋には、内部バルコニーがあります。

このバルコニーに洗濯物を干す予定。冬も使えます。

なんといっても、このロケーション。

西方先生の自邸よりも、環境は良いですね。

今月発売の住宅雑誌に見開き4ページで紹介されることになりました。

新木造住宅技術研究会秋田支部主催の 道の駅「ふたつい」の見学会にゆきました。

説明は、西方設計事務所の藤田さん。この建築の設計・監理業務の責任者です。

とにかく大きい。これを在来木造の技術を基本に製作したというから驚きです。

建築面積2874.70㎡(870坪) 最高の高さ12.5m

 

木造骨組みは、すべて地元材料と職人の手加工によるもの

これから様々な建築雑誌に紹介されると思いますが、もうすぐオープン。

ぜひ実物を見学してみてください。

設備を見てみましょう。

温水と換気システムが入っています。

膨張タンクらしきものも設置されています。

ドイツ人の機械好きというか、徹底したシステムには感心しますね。

給水・給湯のヘッダー配管でしょうか。整然と組まれています。

これだけ完璧なエネルギー環境なのですが、居間には暖炉が…

火を焚いてみんなが暖まるというのは、エネルギー数値だけではないのでしょう。

豊かな生活を演出する設備です。