お風呂好きの人には、窓は重要なアイテムになります。

もともと弊社の断熱は付加をしているので、壁の厚さが大きくなります。

窓が出窓みたいになりますね。ユニットバスが広く感じます。

 

 

ちなみに、このオーナーさんからは照明を暗く出来ないかという要望がありました。

LEDのライン照明なのですが、メーカーさんからは減光は出来ないとのこと…

オーナーさんは、夜ゆっくりとほのかな明かりでの湯あみをしたいのでしょう。

調色・調光が出来る照明があれば良いのですが、事故防止の為一定の明るさ確保が必要なのでしょうかね?

そんな時は照明を消して、キャンプ用の防水ランタン(調色・調光可)を持ち込むことで解決できます。

静かで落ちついた空間…温泉の夜の露天風呂の雰囲気になります。

 

  

 

その他施工としては、窓2ヶ所の例があります。

前者は、サーフィン好きのオーナーさんが海を見る為のコーナー窓。

高台にある家の2階設置、海に沈む夕日が見ることができます。

もう一つには縦長・横長のコラボ…広くなるだけでなく明るくなります。

直射日光の入る窓は衛生的に感じます。

朝風呂なんかは気持ちが良いでしょうね。

窓を開けると水蒸気がさっと抜けて、熱い体を冷やしてくれます。

高断熱住宅の場合、窓を自由に設計できます。

窓の外の景色、風の通り道などを考慮するなどして、浴室の設計が出来るのは注文住宅の良いところです。

 

あけまして おめでとうございます。

今年の写真は、昨年竣工の T 邸です。

会社の年賀状は、玄関側(南東面)からの写真を採用したので、

国道7号線(西)側からの撮影です。

西目の出戸という集落の高台にある住宅で、

強い海からの偏西風をまともに受けることと、国道の騒音を避ける為

要塞のような堅い表情ですが、玄関側は開放的なデザインです。

2階の小窓からは、日本海に沈む夕日と遠くの飛島が見えるように設計してます。

その立地場所、建て主の要望により作品を造ってゆきます。

またひとつ 由利本荘市沿岸地域のデザインができました。

ことしも 宜しくお願いします。

私は志村建設の棟梁とむつコースに参加しました。

私の施工現場に見学に来たこともある菊池組の施工住宅を見学するためです。

https://www.kikuchi-gumi.com/index.html ←菊池組のホームページ

むつ市は下北半島の「まさかりの刃と柄」の付け根下部、大湊を中心とした街です。

ちょっと行くと恐山ですが、観光は無し。浅虫温泉からはバスで2時間弱の距離。

先ず菊池組常務の自邸

パッシブハウス認定を受けた住宅、Q1住宅の最高レベル4です。

新住協は快適な温熱環境の勉強会ですが、良好な居住環境が大前提となっています。

過度な性能追及はなしで、コスト・採光・通風・冷暖房も研究対象です。

さてこの住宅、浴室には窓があります。

 

シンプルな設計ですが、ハーフユニットを用いて壁・天井は板張りです。

窓は中庭に面している南面についているのでトリプルガラス木製のドレーキップでしょうか。

寒冷地ではローコストの窓だと結露による汚れやカビなどで手入れが大変ですが、

高性能な窓だとその心配がありません。

また日射が直接浴槽や床に届きますので衛生的です。

網戸が外側に付きます。北欧のサウナ部屋みたいなイメージですね。

ロケーションが良い立地の住宅の場合、窓を開けての入浴というのもあり、

家族との同時入浴や、長時間入浴にも対応できるデザインです。

出入口のドアは透明。浴室の圧迫感を軽減するための工夫でしょう。

最近のユニットバスは、脱衣室側の壁や出入口が透明パネル仕様にできます。

ちょっと高級なホテルには採用されてますが、

もとより欧州や北米の住宅の浴室は洗面・トイレなどの水廻りと一緒になっているようです。

窓が浴室空間を豊かに出来る好例でしょう。

そのような例は、志村建設にもあります。次回はそれを紹介しましょう。…つづく

朝風呂での浴室談義は続きます。

最近の若い人の浴室に対する要望も変化しているそうです。

窓だけでなく棚などもいらない、というシンプルな構成もあるとの事。

確かにマグネットで取り付けられる鏡や棚なども市販されています。

また夏は浴槽は使わないという人は私の近くにも少なからずいます。

大きなシャワールームみたいなイメージでしょうか。

教えてくれたJ-ホームの人はサーフィンをやっているナイスガイ。

好感度のアンテナでトレンドを捕まえているのでしょう。

もう一つ、十和田コース見学資料で窓のない浴室がありました。

(株)WAA設計 https://watabe-aa.com/ 新住協会員の(有)松田工務店施工の 店舗兼住宅

https://watabe-aa.com/project/architecture/602 WAA inc.のホームページに作品が載っています。

人を招き入れるような、動きのある暖かな雰囲気の良いデザインですね。

考え抜かれた住宅部分。2階平面計画の中央に浴室があります。水廻りを集中してますね。

窓がないと設計の自由度が増すという良い実例です。

私の2日目のバス見学は、むつコースでした。

高気密・高断熱住宅の窓のある浴室の実例を次回は紹介しましょう。…続く

Jホームのホームページにプランの写真がありましたので、

新住協会員の宣伝もかねて紹介しますね。

 

ホームページは https://j-home.co.jp/です。

新住協の総会の二日目の朝5時、ホテル最上階展望浴場の一番風呂に行ったら

Jホームの住宅設計のキーマンも入浴していたので質問「浴室の窓はどうしています?」

年間100棟程の新築件数のうち注文住宅は半分程だそうですが、最近は「窓なし浴室」も多いとの話。

建売住宅の場合は性能と建築費を考慮し、現在は「窓なし」住宅が全部。問題もないそうです。

「その1」の平面では北西の隅に浴室があります。

外部にエコキュートの室外機がありますが、厚い付加断熱の壁は防音効果があります。

窓なし浴室のメリットとしては、高断熱・高気密住宅用浴室窓の複雑な納まりは不要になる事、

住宅の断熱性能が良くなること、そして建築コスト削減が出来ることでしょう。

当然のことながら住宅全体の居住性向上を図るため、その分リビングルームの大開口窓や

通風を考慮した二方向の換気などには充分配慮しているとの事。

また浴室を外壁に面した場所に配置しなくても良くなり、中央配置も可能。

けれども設計の自由度は増しますが、結果外壁に面した隅の配置が多いそうです。…続く

今年2023年の新住協総会が、青森県浅虫温泉 南部屋・海扇閣で行われました。

総会は例年の通り、事業・決算報告、事業・予算計画と進み

議案書通り、参加者(オンライン参加者含む)の賛成多数で可決されました。

会員数が9百名を超え順調に増加していること、

事務局に新人が入所したことなどが報告されました。

その後の 鎌田紀彦代表理事の基調講演では

国が住宅性能表示制度で、断熱等性能等級に6と7を追加するなど

新住協のこれまでの活動が評価されているとともに、

QPEX Ver.4.0(暖冷房エネルギー計算プログラム)を活用し、

これからの住宅はQ1.0住宅のレベル3を標準とすることが必要との提案がされました。

その為の仕様や工法、コストダウンの手法が資料として配布され

鎌田先生は「高性能住宅を出来るだけ低価格で提供」との新住協の理念を強く語りました。

その後の2百余名参加の懇親会では、開演に津軽三味線が演奏され、

総会に先立つ理事会で、新住協の代表理事が近々鎌田先生から

愛弟子の事務局の久保田理事に交代との報告・挨拶がありました。

秋田支部の西方里見さんが、理事に復帰

新住協のマニュアルが、「設計・施工」「QPEXver.4.0」「計画」と続き

鎌田先生も次は「プラン集」だという話でしたので本部に招かれたのでしょう。

明日は朝早くから現場見学会です。

住宅を新築または改築するにあたって、浴室に窓は必要と思いますか?

現在新居計画中のクライアントから、

出来ればユニットバスに窓はいらないとの話がありました。

確かに高層マンションなどには窓はありません。

でも外壁に面していたら、換気や採光が出来ればと思うのが常。

まして自由設計の一戸建住宅の場合、もったいないと思うのですが…

と思いながらも「浴室の窓」で最近の実例をネット検索しましたが、

好き嫌いのレベルで納得できる話はありませんでした。

そこで会社の設計スタッフに聞いたところ、窓必要2名・窓なしもOK1名という結果に。

という事で新住協の青森総会で、建築家やビルダーの設計担当に尋ねてきました。

「浴室に窓は必要でしょうか?」

その一つの答えが上記のプラン。十和田ジェイタウンのモデルハウス。

10月6日の現地研修「バス見学十和田コース」で内覧できたそうです。

私は「バス見学むつコース」に参加したので写真はありません。…続く

今日4日は御用はじめ…建築業界は年末遅くまで仕事をしているので、年始は遅いのですが…

志村建設は特別な決まりはなく、スタッフそれぞれの都合でスタート。

新年の会社の様子を紹介しましょう。

弊社事務所入り口。最初の人はどこから入るか迷うそうです。

 

2階にあがると普通の事務所。受付カウンターや打ち合わせコーナーがあります。

設計や施工の資料でいっぱいのスタッフのコーナー。

4K曲面ディスプレーのツインモニターで仕事をしているスタッフ。建築士です。

また弊社の支払日が10日なので、経理のスタッフも出社。

 

事務室の奥の部屋が、私の仕事スペース。暖かいストーブもあり快適。商談の場にもなります。

 

更に奥、スキップフロアーの上に打ち合わせの為の部屋があります。

正月3日、リノベーション予定の来客がありプランの検討を行いました。

同じ敷地内の作業場の今日の様子です。連休9日まで休む社員もいるのですが、

今日から頑張ってる社員大工が働いています。昔からの薪ストーブが暖房。

明日からは秋田担当スタッフも出社、上棟に向けて現場作業をするそうです。

正月は積雪もなく穏やかでした。今年も平穏・無事、実りのある年になれば良いですね。

スクリューフリクションパイルによる地盤改良が完了。

セメントミルクが地表面に見えています。

今度は地業ですが、掘削した所に杭頭が見えています。

 

打設後の杭頭の位置を確認。予定位置とのずれを測定して、設計事務所に報告します。

 

ベタ基礎なので多少のずれは許容されますが、数値によっては基礎の鉄筋補強でずれを補正します。

建築工事は職人の腕や道具の精度、現場条件によって施工誤差はどうしても生じます。

その都度調整を行い、最終的には目標値に達するようにします。

設計監理・現場管理の腕の見せ所ですね。

地盤調査の結果を設計事務所に報告

街中で地下水の汚染の恐れがないので、スクリューフリクションパイルを選定。

https://www.s-thing.co.jp/jiban_kairyo/kairyo_koho/sfp/

地盤を柱状に掘削、セメントミルクを注入し土壌を固めて地耐力を上げる工法です。

ここで設計の基礎伏せ図に改良杭の位置を検討、配置してゆきます。

基礎伏せ図は西方設計が応力度計算で設計。

ベタ基礎ですが、厚いスラブの中に地中梁に相当する配筋があります。

柱下や地中梁に改良杭を優先的に配置。設計事務所の指示です。

施工会社は(株)サムシング 全国組織の地盤改良会社。

プラントを設置して、施工機械で施工を開始しました。

施工深度は6.5m 換算N値では 5以上の地盤まで改良します。

本数は29本 準備は前日から行っていたので施工は順調に行けば一日で終了します。

周囲に振動や騒音で迷惑をかけず、廃棄物もないのが選定理由です。