今、ぼくはうつ病を患っています。
11月に初めて心療内科を訪れて、薬を処方してもらいました。
朝と夜に飲む抗鬱薬と、食後に飲む抗不安薬。
多分まだ軽めの薬。
確かに薬を飲むと、凄く落ち着きました。
病院に行くまでは、冗談抜きで毎秒死にたくて、死ぬこと以外考えられなかったのです。
初めての通院の後、駐車場で貰った薬を飲んだら、びっくりするくらい落ち着いて感動しました。
それから毎日、欠かさないように薬は飲んでいます。
それでも夕方はとてもつらい。
だって、人生の不安がさっぱり消え去ったわけじゃないから。
辛い時は、将来の不安や、人生が行き詰まっている感じや、孤独感や、なんかそういったものに襲われて、本当に何もできなくなります。
息をすることも苦しくなって、本当に死にたくなる。
自動的に、っていう表現がすごくしっくり来るように、辛くなってきたら自然に死にたいって考えはじめるのです。
痛いとか苦しいとかそういうことは嫌だけど、生きていることそのものも嫌でしかたなくなるのです。
寝てしまえば楽じゃないかとか、思うんだけど、そもそも寝れもしないんだよね。
たまに昼間に薬の副作用で眠くなる時以外は、夜も薬を飲まないと眠れない。
本当に辛くて、自分なんていなくてもいいって思う。
「いっそ、死んじゃえば楽なのになあ」ってずっと考えてしまう。
実際問題とっさに死のうとしたことも数回ありました。
全然駄目で、未遂に終わりましたけど。
自分の意志とは関係なく体は生きることに執着しているんだって気づきました。
自殺が良くない、だなんてとてもじゃないといえない。
死ねる人はすごく勇気がある人だなって思うようになりました。
カイくんが家に来てからは、僕が死んじゃうとこいつが困っちゃうなーって思うので、死ねなくなっちゃった。
だけど、だからといって辛さとか、将来不安とかが綺麗サッパリ消えたわけじゃないのでそれもそれで辛い。
自分で「一人だと死んでしまう！」って道を塞いだんだけど、たまに、「ああ・・・・・・」ってなる。
一人は怖いけど、一人じゃなくなったこともそれはそれで怖いんだなあ。
なんにも表現のしようがないけど、苦しい。
うつから立ち直って、楽しく人生を送っている人もたくさんいることもわかっているんだけど、自分がそうなれるとは思えなくって苦しいんですよね。
この作品が話題になったのは少し前のことでしたが、僕も自分がうつ病になって、この映画を見ました。
いたるところで号泣しました。
辛さがよく分かったので。
でも、この主人公には支えてくれる家族がいることが羨ましくて仕方なかった。
愛されていることが羨ましくて仕方ないって気分になって、僕には誰も居ないんだ、って孤独感にやられてしまいました。
いつか僕にも支えてくれる人は現れるんでしょうか。
一人ぼっちで、苦しさに耐えるのは、多分限界があるんだって最近思い始めました。
カイくんがうちに来てくれて、少し孤独感からは開放されましたが、やっぱりなにかダメージみたいなものが心に溜まっていくのがわかります。
昨日より、今日のほうが辛いって。
いつまで耐えられるんだろうかって不安になります。
今日は、一段と辛くて、自分のなんにも無さに辟易としています。
苦しくて、ただ膝を抱えているだけしかできなくて、こうしてなにか書くことで気分を紛らわせようと努力しています。
