小さいものを大きく撮りたい。
ただそれだけのことなのだけれども。
そこには得体のしれない迷宮が広がっている。
小さいものを大きく・・・
大きく写す → 遠くにあって小さく見える被写体は焦点距離の長いレンズ、つまり望遠レンズで大きく写せる。
大きく写す → 近くにあって小さい被写体にレンズ近づけてより大きく写す、つまりワーキングディスタンスの短いレンズで写せる?
被写体を大きく写したいときには何よりもレンズの仕様にある
「最大撮影倍率」を気にすることになるけれども。
撮影倍率とは
被写体が撮像センサー(フイルム)上で結像された際に、どのようなサイズで再現されるかの倍率。
例えば 1円玉の直径 20mm を写した際に、センサー上で 10mm に結像される場合、撮影倍率は 0.5倍。
フルサイズセンサー搭載機は センサーサイズ 36mm x 24mm とすると横幅の約 1/3 、高さの約半分なので
画面のそれらしい面積をせしめて余白が多くなる。
マイクロフォーサーズセンサー搭載機はセンサーサイズ 17.3mm x 13mm とすると 横幅の半分以上、高さが
ぎりぎり収まる感じの面積を占めて画面いっぱいに写る。
ざっくり 「最大撮影倍率」が 0.5倍以上のものが「総称マクロレンズ」。
ざっくり 「最大撮影倍率」が 0.5倍のものが「ハーフマクロ」。
ざっくり 「最大撮影倍率」が 0.3倍以上 0.5 未満のものを「セミマクロ」と呼んだりする。
ざっくり 「最大撮影倍率」が 1.0倍まで行けるのが「等倍マクロレンズ」。
「等倍マクロ」ともなると
例えば 1円玉の直径 20mm を写した際に、センサー上で 20mm に結像される。
フルサイズセンサー搭載機は センサーサイズ 36mm x 24mm とすると横幅の半分以上 、高さがぎりぎり収まる感じの
画面を占めて画面いっぱいに写る。
マイクロフォーサーズセンサー搭載機はセンサーサイズ 17.3mm x 13mm とすると 横幅も高さもはみ出てしまうので
画面に収まりきらない。
センサーサイズの差から、マイクロフォーサーズの場合、レンズの撮影倍率を 2 倍した数値が実質倍率とされる。
しかし取り出した絵ともなれば、センサー上にどのサイズで結像したかではなくて、実際画像ファイルのピクセル数で
勝負することになるんじゃないかとも思うのですよね。
何とはなしに 2000万画素のカメラで 0.5倍マクロで撮影して被写体のエリアをトリミングして結果 1000万画素程度に落ちたものと、
1000万画素のカメラで等倍マクロで画面いっぱいに撮影したもの。
でてきたデータの 1000万画素データを見比べたら大差ないのではないか感・・・
ざっくり E-M1 Mark II は 2000万画素で 17.3mm x 13mm のセンサーで撮る等倍マクロと
フルサイズセンサーで同様の画素ピッチが相手として見る場合、おおよそ 7700万画素くらいのやつのハーフマクロでの
トリミングがいい勝負??
SONY α7R IV はフルサイズセンサーで 6100万画素と肉薄している。
※ ここでは1画素当たり大きい方が性能がいいじゃんとかそんな話は気にしてない。
もしも画素数比較で言うと E-M1 Mark II は3倍小さいのだから、マイクロフォーサーズの等倍マクロは
SONY α7R IV での 0.33倍マクロ相当 になるのか・・・
ハイレゾショットで 5000万画素相当、さらに RAW 現像で 8000万画素相当 吐けるからもうちょっと行けるかと思うと、
SONY α7R IV もピクセルシフトマルチ撮影機能とやらで 約 2 億 4080 万画素相当データ吐けるとのことで結果
0.33 倍マクロ相当というのは変わらない感じになるから気にしないことにしよう。
フィルム時代は 主流が今でいう フルサイズ (135) であったから、多分マクロレンズの最大撮影倍率だけで、
フィルム上に度の寸法で結像するかだけで どれだけ大きく写せるかが比較出来たのであろうけれども。
デジカメ時代ともなれば、印刷の手前で得られる最終リザルトとすれば JPEG か RAW 画像データのわけで
レンズの分解能が対応カメラのセンサー画素数にマッチする性能を発揮しているとした場合、
やはり 画素数が多いほどより同じ撮影範囲をより詳細に描画できるわけで、マクロ耐性高いのではないだろうか?
中判 サイズだと E-M1 Mark II 相当の画素ピッチだと 12000万画素程度必要。
中判デジカメ FUJIFILM GFX100 (10200万画素) 用のマクロレンズ GF120mmF4 R LM OIS WR Macro
はどうやら最大撮影倍率 0.5倍のよう。
これでいうとセンサーサイズが大きい分、構図的には大きく写らないことになる。
MFT との面積比 2.53:1 くらいなので、構図的には MFT でいうところの最大撮影倍率 0.2倍相当。
仮に幅 17.3mm のものを最大撮影倍率で写すとセンサー上で 8.65mm。
中判センサーの幅が 43.8mm なので 8.65 / 43.8 = 0.1974...
センサー上 19.7% 程度 を占めるとした場合、 10200万画素 * 0.197 = 約 2000万画素。
とすると GFX100 で対応マクロレンズを使うと 最大撮影倍率で 0.5倍、構図上は小さくしか撮れないが、
対象物エリアをトリミングすると約2000万画素で取り出せて、実質 E-M1 Mark II の等倍マクロで写したのと同程度の
詳細を得られるということになるのかな???
ややこしやぁ・・・・ややこしやぁ・・・
ただ、平面状では前述のとおりカメラセンサー解像度の差から、マクロレンズの最大撮影倍率の他の要素で
より大きくまたは小さく写るというのがありそうだけれども、マクロ撮影時、往々にして被写体とレンズの距離は近いので
被写界深度浅めであり、深度合成を使わない(使えない)前提で言えば、絞り倒して被写界深度を稼がないと
何を写しているのかわからなくなる。
その点、マイクロフォーサーズは同画角=実焦点距離がより短い=同じF値の時に被写界深度が深いという点もあり、
マクロ撮影においても小さいことは良いことだを言えるのではないか??
考えれば考えるほど迷い込む感じはまさに迷宮。
今年はいろいろ接写してみようかね、、、
M.ZD 60mm F2.8 Macro 1:1
M.ZD 30mm F3.5 Macro 1.2:1
Zuiko 50mm F3.5 Macro 0.5:1
Zuiko 20mm F2 Macro 5:1
Zuiko 20mm F2 Macro + Auto-Extention Tube Max9:1