『ありのままでいいんだ』と思えるようになった最大の学び | 淡路島のカメラマン・清水翔平

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淡路島を拠点に活動するカメラマン・清水翔平のありのままの日常を綴ったブログです。

今日は

「『ありのままでいいんだ』と思えるようになった最大の学び」

というテーマでお届けします。

 

 

僕がセンターピースという

人間心理学(犬飼ターボさん開発)を学ぶ中で

対人関係が一番楽になった学びの一つが

 

「頭タイプ・心タイプ・体タイプ」

 

という人間のタイプ分類論です。

 

 

頭(思考)タイプ

論理的に物事を捉えるタイプで

頭で考えて理解できることが大切であり、

いわゆる「頭の回転が速い」というタイプ。

 

心(気持ち)タイプ

自分の気持ちや気分が大切で

いわゆる「ノリがいい」と言われるタイプ。

 

体(感情)タイプ

腑に落ちる感覚が大切であり

体の感覚を感じることが最初に来るため

理解が遅く深く、ものしずかなタイプ。

 

 

僕自身は体タイプなのですが、

 

 

僕は自分自身の持つ、

体タイプ的な特性を否定していたがために

人生が苦しくなっている側面がありました。

 

 

一般的な傾向としては、

 

たとえば学校であれば、

クラスの中心にいるのは

だいたい心タイプでノリが良く

よくしゃべるタイプの人になると思います。

 

社会人になり、会社に入ると

そこでは頭の回転が速い頭タイプの人が

「仕事ができる人」というふうに

評価されやすいと思います。

 

 

一方、

一般社会で評価されにくいのが体タイプ

ということになるのだと思います。

 

 

僕は大学時代、

 

「ノリが悪いと嫌われる」

「おとなしくしていると相手にされない」

 

と思い込み

 

できるだけノリのいいキャラクターを演じ

明るく大きな声で話すように

心がけているときがありました。

 

就職活動が重なったこともあり、

「明るく爽やかな」キャラクターを

演じる傾向がありました。

 

飲み会があれば

積極的に幹事を務めたり、

率先して乾杯の挨拶をしたり、

 

本来苦手であるはずのことを

積極的にやっていました。

 

 

最初は目立つことで中心にいる感覚になり、

つながり感が満たされていたのですが、

 

やがて化けの皮が剥がれるように

周りから相手にされなくなっていきました。

 

 

それからの僕は

つながれない辛さをまぎらすために、

 

楽しそうに馬鹿騒ぎする周りを心の中で見下しては、

一人で部屋にこもって

勉強に打ち込んだりするようになりました。

 

 

会社に入ってからは

今度は「頭の良さ」「優秀さ」というのが

自分の中で上下を決めるバロメーターに

なっていきました。

 

 

ロジック100%で

スピーディーに進んでいく仕事に

僕はついていくことができず、

 

会議に出ても

話の内容を理解することすら精一杯で

 

意見を聞かれても

ほとんど発言できませんでした。

 

 

上司や先輩・後輩、同僚から

 

「あいつは頭が悪い」

「使えない」

 

というレッテルを貼られることを

恐れていたのです。

 

 

やがて僕は、

会社内でもできるだけ目立たないように

意見を求められたりすることがないように

 

存在感を消すようにして過ごしていました。

 

 

 

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僕は自分のことを

「頭が悪い」

と思い込んできました。

 

人の脳は、

思い込んだことの正しさを

証明するための証拠を集めます。

 

 

聞かれたことに対して

すぐに返答できなかったり、

 

スピードが求められる仕事に

ついていけなかったという経験によって

 

僕は頭が悪いという思い込みを

さらに自ら強化してきたのです。

 

 

 

「ゆっくり・深く理解する」とか

「腑に落ちるまで体の感覚を感じる」

 

という体タイプ的な特性は

生きる上ではハンデだと思っていたのです。

 

だから

 

そんな自分を否定して、

 

必死に「心タイプ」を演じたり、

「体タイプ」を隠したりしてきたのです。

 

 

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けれど、今の僕は

体タイプの自分でよかったと思っています。

 

体タイプには、

理解が遅い代わりに、

理解が深いという特性があるからです。

 

 

僕はその特性を活かして、

センターピースの学びを深く理解したからこそ、

 

実生活の中でそれを応用できたり、

 

マイナス感情を感じる辛い場面でも

自分自身を冷静に分析し、

感情を解放したり、捉え直しをして

最善の決断をしてこれたのだと思っています。

 

 

 

起業するということは、

気づいて改善し続けるということです。

 

 

自分の中に深い気づきをもたらすのに、

スピードはそれほど要りません。

むしろ、深く考える力が必要になります。

 

 

僕は、理解するスピードが遅い代わりに、

深く考える能力を授かりました。

 

 

それが起業人生では

とても役に立ってきたのです。

 

 

 

僕は以前ほど

自分は頭が悪いとも思っていないし、

 

間が多くてゆっくりとした話し方に

引け目を感じることも

ほとんどなくなりました。

 

 

 

自分に自信を持つことができたのです。

 

 

 

起業してから出会うことができて

本当によかったなと思う学びの話でした。

 

 

 

写真を独学でここまで深めてこれたのも、

深く考える力があったからだと思っています。

 

そうして身につけた知識を

カメラ講座で人にお伝えするというのも

僕の大きな喜びの一つになっています。