「相手が上か、自分が上か」というレンズ越しに見る世界 | 淡路島のカメラマン・清水翔平

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淡路島を拠点に活動するカメラマン・清水翔平のありのままの日常を綴ったブログです。

今日は

「『相手が上か、自分が上か』というレンズ越しに見る世界」

というテーマでお届けします。

 

 

僕の中に、

「ポジションを取りたがる自分」

というのがいます。

 

 

満たされていない時ほど

ついポジションを取りたく

なってしまうんですよね。

 

そして、その瞬間には気付けなかったりします。

 

 

「自分の方が上である」

というポジションを取るために

相手を牽制するような発言をしてしまったり

 

相手が「〜できるようになった」という話に対して

自分の「〜できるようになった」エピソードをかぶせたり。

 

 

被せた話をすること自体が

ダメなわけではないと思いますが、

 

その発言をするときの

「動機」や「出どころ」こそが

大事だと思うのです。

 

 

そういう部分こそが

相手に伝わるようにできている。

 

 

だから僕は、

 

 

もし自分が、

ポジションを取りたい気持ちで

その発言をしたくなっていることに気づいたら、

できるだけ発言を控えるようにしています。

 

 

言った後で気づくこともあると思います。

時間が経ってから気づくこともあります。

 

 

大事なのは

「気づくこと」だと思います。

 

 

言った後で、

 

 

「あぁ、またやってしまった」

「相手の人は、ちょっと不快な気持ちになったかな」

 

 

という感覚を持てていれば

きっと大丈夫なんだと思います。

 

 

無自覚にそういう行動を繰り返しているときは、

 

自分ではなぜかわからないうちに

人が離れていったり、

人間関係でトラブルが起きたりするのだと思います。

 

 

パートナーのめぐに、何度か

 

「あのときの(僕の)あの発言、

今思うとずれてた気がする。

相手の人の気に障ってないかな?」

 

ということを相談したことが

あったと思うのですが、

 

 

そのときにめぐが言ってくれたのが

 

「そう思えているんだったら大丈夫だよ」

 

という言葉でした。

 

 

僕はその言葉を聞いたとき、

とても安心したのです。

 

 

一番危ないのは、

無自覚な状態だということです。

 

 

 

以来僕は、

過去の自分の発言に対して

必要以上に気にしすぎるのをやめました。

 

 

過去のことは過去のこと。

 

それよりも、

今この瞬間の自分に

気づき続ける方が

よっぽど大事なことだと思います。

 

 

ーー

 

 

過去にはポジション取りの発言を

たくさんしてきました。

 

もちろん今でも

ポジション取りの発言を

してしまう自分に気づくことがあります。

 

 

学生時代は特に、

学校という社会を少しでも快適に送れるように、

「どうやったらポジションを取れるか?」

を考えて過ごしていたように思います。

 

「下の人」に対する

不機嫌な態度、

あからさまな無視、

馬鹿にしたようなものの言い方、

あえて人によって態度を変える接し方。

 

「上の人」に対する

優しい態度、

相手の役に立つ行動、

同調した発言。

 

 

あらゆる手を尽くして、

ポジション確保にいそしみました。

 

 

「下位層」というレッテルを貼られると、

いじめられたり、

仲間はずれにされると思っていたからです。

 

 

だから、

ポジションを取りたくなる感覚が

染み付いているんです。

 

 

会社員時代の同僚や、

起業してからの仲間に対してもやっていました。

 

 

センターピースという心理学と出会って、

僕は「ポジション取り」という概念を知り、

 

自分がそれをしていることに

やっと気づき始めました。

 

 

今現在でも、

 

「ポジションを取らない」

 

という逆筋トレをしている最中です。

 

 

そして、

ポジションを取る以外の方法で

相手とのつながりを感じる

練習をしています。

 

 

ヨガ哲学の本である

「Be Here Now」に書かれていることに

こんな内容があります。

(僕の理解に基づき書いています)

 

 

ーー

 

 

第3チャクラ(みぞおち)のエネルギーを

中心に据えて生きている人は、

 

「権威」というフィルターで世界を見ている。

 

そういう人は、

「相手が上か、自分が上か」

という基準であらゆる人を見るようになる。

 

目上の人には恐れを感じ、

媚びへつらい、取り入ろうとして、

 

目下の人には

強く当たったり、

あるいは反対に救済しようとしたりする。

 

 

ーー 

 

 

この話を読んだ時、

「自分のことだな」と思いました。

 

 

 

「権威」というレンズ越しに

世界を見ている限り、

 

目の前の相手は競争相手であり、

 

相手が上なら

自分を脅かす存在であり、

 

相手が下なら

自分の承認欲求満たしに利用する存在になります。

 

 

 

その世界に、

心休める場所はありませんでした。

 

 

 

周りの人たちに対して

自分より上か?下か?という評価を下し続け、

 

その中でポジションを確立できる機会を

伺い続けることになるからです。

 

 

 

ちなみに

第1チャクラは生存(食や睡眠)

第2チャクラは性のエネルギー

を司るチャクラで、

 

第1〜第3チャクラを中心に据えているうちは

エゴを維持・強化する

ライフスタイルになるそうです。

 

 

 

ポジションを取りたがる自分に

気づきやすくなるための

方法があるとすれば、

 

「毎日瞑想をする」

 

というのが

結局は一番効果がある気がします。

 

 

気づいて、やめる。

 

それが、シンプルにして、最も効果的にエゴを手放すやり方だと思っています。

 

 

Location: 淡路島

iPhone SE2で撮影。