本当は別の内容で投稿するつもり

でしたが、たまたまながら、

大変な記事を見つけてしまいました。

 

親の財産を法律専門職に奪われる事例が多発

…認知症を狙う「成年後見制度」を使った

卑劣な手口=神樹兵輔

 

私は、まぐまぐというところから

出ているメルマガを結構読んでますが、

そこで紹介されていた記事です。

 

しかし内容は法律職への批判で

とにかくすごい。。。

 

まあ、普通の法律職は、この記事を

紹介したりはしないでしょう。

私は変人なので……。

 

でまあ、詳細を知りたい

興味のある方は、リンク先から

読んでみてください。

 

なお、筆者の神樹兵輔氏については、

検索してもほとんど出てこないので、

おそらくこれらの記事などを書くための

ペンネームなのでしょう。

 

さて、それで、「お前はどう思うのか?」

と尋ねられると思いますが、

正直、ここまで悪く書かれるのは

どうなのかと思いました。

 

まあ、私の執務については置いといて、

例えば、後半の後見関係では、

自分の報酬が減ると分かっていても、

本人の状況が悪化した場合、

今までの安い家賃の住宅から、

より入所費用の掛かる施設を探して、

入所させることもあります。

 

また、家裁宛に上申書を書いても、

特に報酬は増えませんが、

それでも、例外的な出費などを

必要と考える場合、

そういう手間暇を惜しまず、

そして本人財産が減るようなことを

やることはありますよ。

 

(全員とは言えませんが……。

でも私の周囲にはそれなりに

いるとも思いますよ。)

 

前半の公証人関係についても、

公正証書による遺言や契約書は、

もっと使われても良いと思ってます。

(もちろん、認知症の方を

騙すようなことは論外です。)

 

以前、公証人講師の研修を

受けたこともありますが、

やはり本人が契約なり遺言ができるかどうか?

(専門的には「意思能力」と言いますが)

考えられておりました。

(もちろん、簡単に線引きできないので

微妙で判断が分かれる部分はあります。)

 

それから、遺言にしろ生前にしろ、

誰に財産を渡すのがベストなのかは、

シェイクスピアの『リア王』を考えても、

古くて新しい問題です。

 

>そもそも、日本の「公証人制度」

そのものが悪の巣窟といってもよい

存在に他ならないからです。

 

⇒さすがにこれは言い過ぎでしょう。

では、今回の記事が全く的外れで、

嘘ばかりかというと、

残念ながらそうではない、

という部分が結構あります。

以前読売新聞にもありました。

 

※ ここに残っていました。

 

一方、同じ読売にこんな記事も。

↑今回の記事を裏から読むと

 こうなるという感じでしょうか?

 

株式会社を作る際の「定款認証」は、

やはり批判も多いし(特に海外から)、

法務局でも審査しますし、

「合同会社」などでは不要と、

されていることや、

この記事にはありませんが、

〇〇法人の場合、監督行政官庁と、

登記官庁の法務局との二重審査に

なっているという批判もあります。

 

それと、私の持論ですが。

遺言を作った方が良いか?

会社を作った方が良いか?

ここがまず問題で、不要であれば、

「やらないでも大丈夫ですよ」

「やらない方が良いですよ」と

アドバイスすべきなのは

当然と思ってます。

 

これは、まともな医者なら、

不要な投薬や検査はしないでしょうし、

「やってくれ」と言われても、

「いや、やらなくて大丈夫ですよ」

と答えるのと同じです。

 

ただまあ、拝金主義で薬漬け検査漬けの

医療機関が存在するのと同様に、

やはり、収益第一の法律職の事務所が

全くないとも言えないわけで……。

 

(これは法律職に限らず、例えば、

相続や遺言を扱う企業・団体

(銀行とかNPOとか一般社団とか?)

でも言えるようにも思いますが。)

 

そういうわけで、紹介記事を読まれた方は、

「こういう考え方や事例もあるのか」

と読んでいただければと思いますし、

またもし反論したい、と思われた

法律職の方がいらしたら、

反論の論陣をしっかり張って頂くのも

よろしいかと存じます。

 

で、ここでまた画像を添付しようと

しましたが、画像が回転してしまいます。

ヘルプ等も読みましたし

あれこれ試みましたが直りません。

本当にアメブロはぼろいし不便です。

何とかならないものでしょうか?

 

 


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