こちらの記事のリブログです↓

別ウィンドウでは↓

 

ネット記事にも出ていますし、

文春で読まれた方もいらっしゃると

思いますが、その辺はこちら。

 

無実の罪で勾留248日、

2000億円企業を失うことに

…東証一部上場・プレサンス

創業社長を襲った

「冤罪事件」の発端は

 

Yahooニュース↓

 

文春サイト↓

 

 

 

文春の記事は長いですが、

事情が詳しく分かりますので、

よろしければご一読ください。

 

こちらの引用は止めておきますが、

Wikiにもまとまった情報が出ています。

 

山岸忍『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

(少しだけ引用)

 

大阪地検特捜部は、小林に対して(中略)

責め立て、山岸も小林から計画を

説明されていたという供述を押し付けた。

 

また、大阪地検特捜部は、山下に対して、

「(山岸の)関与を隠すとあなたの責任の

重さが変わる」などと責め立て、

同様の供述を押し付けた。

 

(あとで出てきますが)

「責め立て」とは、長時間罵倒し、

机をたたくなどの恐ろしいもので、

これ、民間人がやったら、

逮捕監禁、脅迫、あるいは傷害

……でそれこそ刑事事件を

問われますよね。

 

なお、検察官・警察官・裁判官等には

特別公務員暴行陵虐罪という、

より重い刑もあったはず。しかし……

 

大阪地検特捜部は、これらの脅迫・誘導に

基づく自白を元に山岸を逮捕した。

大阪地裁は、山下の捜査段階の供述について、

「自身の刑の重さが変わると言われ、

検察官に迎合した可能性が否定できない」

として証拠として採用しない決定をした。

 

また、公判廷においては、弁護人が

証拠調べ請求をしていた小林の取調べ時の

録音録画が再生されたところ、

「学校側に貸すと(山岸被告に)説明した」

と供述する小林に対し、検事が

「それだと山岸(被告)をだました

ことになる」などと問い直す場面があった。

 

大阪地裁は上記のような取調べを受けた

小林の供述については、「必要以上に

強く責任を感じさせるもので、供述を変える

強い動機を生じさせかねない」

として信用性を否定した。

 

そのうえで、大阪地裁は、(中略)

山岸に対して無罪を宣告した。

ということで、起訴されると

有罪率99%が日本の刑事裁判

らしいですが、この件はさすがに

無罪とされました。

判決を受けて、山岸は、

「なんでもっと丁寧に捜査して

くれなかったんだろうと。証拠に基づいて

やってくれなかったんだろう、と」

 

「ドラマとか映画でね、そういうシーン

出てきますよね。こうやって無理に

捏造していくもんなんや、と」

 

「入れられた時は、感情を持つ

以前の問題です。なにが起こっているのか

わからない。もう夜でしたので、

めちゃくちゃ寒い日だったんですよね」

 

「私は仕事が本当に大好きです。そして、

私が作った会社ですから、自分の子供のように

会社のことが大好きです。それを一瞬にして

取り上げられたのが一番つらかったです」

 

と事件に関する心境を語った。

この件についての批判など……。

弁護団の秋田真志弁護士は、

「大阪地検特捜部が逮捕・起訴し、

厚生労働省の局長だった村木厚子さんが

無罪になったえん罪事件の捜査と

変わっていないことが明らかになった」

 

「仮説に固執して客観証拠を十分に分析せず、

ターゲットを絞って供述を取ろうとする

構造が、検察内部で変わっていない」

 

として検察組織を批判したうえ、

「関係者の取り調べの録音・録画に

よって検察官の問題のある取り調べが

浮き彫りとなり、無罪判決につながった」

 

と取調べ可視化の重大性を訴えた。

 

また、弁護団の中村和洋弁護士は、

「メールの中身なども見ることが出来た。

たくさん客観的な証拠は、全て明浄学院が

借りる前提で、少なくとも当初の段階は

作られている。そういうのを見ていく中で

弁護団は、完全に無罪である、

えん罪事件であると確信した」

 

「取り調べの録音録画を証拠開示請求して、

実際に録画の場面をみたら驚き、

あきれたのが正直なところ。

取り調べの録音録画で可視化しているのに、

こんなに問題のある、ひどい取調べを

担当検事がしているなんて」と語った。

渡辺修・甲南大学法科大学院教授は

「共犯とするものから言葉を引き出す

ことによって、シロをまったくのクロに

塗り替えようとしたというのは証拠の偽造、

データの偽造とまったく同じ発想方法だと思う。

 

残念なことに10年前と今回と、2度の

無罪判決見る限り、体質は変わっていない。

 

もっと恐ろしいことに、検察の世代が

変わっているはずなのに、その文化、

マイナスの文化が連綿と受け継がれて

しまっている」とコメントした。

大阪地検特捜部は、客観的証拠を無視して

見立てに固執し、重要証人を脅迫・誘導して

有罪の証人を作り上げ、

山岸を冤罪で起訴したこととなり、

村木事件以来の重大冤罪事件となった。

しかし、これら検察官が

責任を問われたかというと……。

2022年3月29日、山岸は、

大阪地検特捜部による取調べに関し、

検察官2名を最高検察庁に

証人威迫の罪で刑事告発したうえ

検察官適格審査会に審査を申立て、

国に国家賠償請求訴訟を提起した。

 

山岸は「検察の取り調べで部下が自分の関与を

認めるような供述をしたことについて

「なぜこんな嘘をつくのかと人間不信に

陥ったが、取り調べの内容を見て

『だからこうなったのか』と理解できて、

とても気が楽になった」

 

「間違っていたらいつでも方向転換できる、

引き返せるというのは当たり前で、

それがなぜできないのか、不思議でならない。

 

社長を辞めることになり大好きな

仕事を奪われて一番ショックだが、

当事者の私以外にも迷惑を被った

取引先はたくさんいた。

 

検察は想像力をもって仕事に

あたっているのか疑わしく、大変に残念な

方たちだと思っている」と語り、特捜部が

組織的にえん罪を作り上げたと批判した。

 

そのうえで、刑事告発等に及んだことに関して、

「今回の冤罪事件を通じて、検察は真実を

明らかにしたいのではなく、有罪だと

思った人物を裁判で有罪にするために

手段を選ばない組織であることを

身をもって体験することになりました。」

 

「今回の冤罪を生みだした検察官個人の

功名心や保身の心、途中で踏みとどまって

方針を変更できなかった検察組織体制は

正されるべきであり、正されなければ

また冤罪が生まれてしまいます。

 

私が国家賠償請求訴訟や刑事告発に至ったのは、

このような思いから、もう二度と冤罪を

生まないようにするためです。」

とのコメントを公表した。

 

ただし、この賠償が認められても、

それは国が支払う(←税金から)わけで、

検察官の自腹ではありません。そして……

同年6月21日、大阪地検は山岸に告発された

検察官2人を嫌疑不十分で不起訴処分とした。

山岸は不起訴は不当だとして

大阪第4検察審査会に審査を申し立てたが、

審査会は9月30日付で不起訴相当を議決した。

山岸が違法な取り調べをしたとして

検察官に対する刑事裁判を開くよう求めた

「付審判請求」について、大阪地裁は

2023年3月31日付で退ける決定をした。

 

一方で地裁は、検察官が机をたたき、

約50分間にわたり一方的に責め続けた

などの取り調べは「精神的苦痛を与える

行為で嫌疑が認められる」と指摘した。

 

4月7日、山岸はこの決定を不服として抗告した。

 

ということで、やりたい放題で、

責任は問われない?

お気楽な商売ですね。

なお、検察官って、難関の

司法試験を合格された

法律に精通された方々です。

 

一応申しておきますが、

私は無政府主義者でも、

反体制主義者でもありません。

検察も警察も必要な組織と思ってます。

 

しかし、国家権力を振りかざして、

自分の昇進欲や保身のため

やりたい放題をやって、

責任を問わないで済む、

これはいくらなんでもおかしいです。

 

ということで、リブログ簡単更新の

つもりが結構長くなってしまいました。

 

 


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