ネットで見つけた記事です。

 

これから日本に上陸するかも!

アメリカで3億ドル以上の

被害を出している「不動産詐欺」

 

「上陸するかも」という、

多少微妙な表現ですが、

この辺、若干引用して

説明していきたいと思います。

 

なお、なるべくリンク先より全文

読まれることをお勧めします。

 

というのは、前半のアメリカの事情に

ついては解説を省略しますし、

その次に出てくるエスクローに

ついての説明は、後回しとして、

日本で想定される被害を

先に紹介しますので。

 

1 詐欺に引っかからないように

注意すべき点

 

物件を見るために前払いを

要求されたり、提示された家賃が

相場よりも安すぎるなら

疑うようにしましょう。

 

⇒これは、いわゆる原野商法や、

悪質な訪問販売や

催眠商法でも同じです。

 

「お得感」を演出して、

そして前払いさせてドロン、

というパターンが多いです。

 

そして、メールだけで契約を

進めるのもNGです。

物件所有者とも代理人とも

顔を合わせずに

契約するのは避けましょう。

 

⇒これも、不動産のみならず、

知らない相手とメールだけで

交渉して、後でトラブル、

という相談は結構多いです。

 

また、不動産賃貸でも、

現場を見ずにネットだけで

契約して、実際に引っ越したら、

ネットの写真と違うという

相談を受けたこともあります。

 

最近はネット通販も一般的で、

その感覚の延長なのかも

しれませんが、相手が

著名な信用できる業者

(それでもトラブルが起きることは

あります)でない場合は、

一層気を付ける必要があります。

 

ネット等で噂になっていないかどうか

なども確かめた方が良いでしょう。

 

そして特に、不動産のような

高額・継続的な重要取引の

場合はなおさらです。

 

2 それでは、後回しにした

エスクローについて。

 

アメリカでは不動産を売買する際、

直接お金をやり取りするのではなく、

エスクローサービスを仲介するのが

一般的です。エスクローとは売買の時に

中立的な第三者が仲介し、

安全に取引できるように

してくれる仕組みのことです。

 

⇒実はあまり知られていませんし、

ここで言ってよいのかとも思いますが、

日本のシステムは、司法書士が

直前の登記情報に異状がないかを

確認の上、登記書類を確認して

OKを出すと、代金がその場で

売主から買主に支払われます。

 

そして、司法書士は、登記申請を

書面で持ち込むか、あるいは、

事務所から電子申請をします。

 

しかし、まあ数時間程度ではありますが

代金支払~登記申請の間に

何か起こると、売主は払った代金を

失いかねません。

 

そこで、エスクロー業者に

いったん代金を預託して、

無事に登記完了してから、

エスクロー業者が買主に支払う

方式とすればこの危険を避けられます。

 

実は、以前は結構司法書士間で

エスクローについての議論が

あったように記憶していますが、

正直、最近はあまり聞きません。

 

私見ですが、これは不動産詐欺が

売主のなりすまし+書類の偽造等

……という方法で行われる方が

多いからかもしれませんし、

それから紹介記事にあるように、

信用されるエスクロー業者を

作ることも難しいから、

なのかもしれません。

 

エスクローの話は一般の方には

あまり興味のない話題かもしれませんが

そこが長くなってしまいすみません。

 

 


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