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「お前たちは鬼か！」と怒声が…
年金目当ての延命に医師も唖然
森 亮太2020.9.4
https://gentosha-go.com/articles/-/28703
いつも申していることですが、
（記事の全文引用はできませんので）
ぜひ元記事を読んで頂いて、
その上で、賛成なり反対なり
保留なりの結論を、
皆様が出して頂ければと思います。
特に、今日のような話題では、
何が正解かは一概には
言えませんので、筆者なりの論拠を
読み解いて頂いて、
お考えを頂ければと思います。
（なお、今回の筆者は医師のようです）
まず、個人的意見ですが、
私も、胃ろう（胃瘻）を含め
延命治療というのは、
やってほしくはない立場です。
（それから、延命治療の必要な
費用をどうするのか、
自己負担分はともかく、
健康保険財政が破綻するのでは、
という論点もあります。）
ただ、違う意見の方も
当然いらっしゃると思いますし、
それが間違っているとは
言えません。ですから、
受けられる延命は受けて
少しでも寿命を延ばしたい、
とお考えになられる方も
当然いらっしゃることと思います。
それから、次に、
「親の年金で生活しているので
延命してほしい」というのは論外と思います。
例えば、今、引きこもりの方の
年齢が上がっている、
という報告はあります。
そうであれば、親御さんも仕事はやめられて、
年金や貯蓄の切り崩しで生活されて
いらっしゃる方もいることでしょう。
そういう方がすべて、年金目当ての
延命を希望するとは思いませんが、
一部にはそういう発想の方も
出てくるとは思います。
ひどい話では、親が亡くなってしまったのに、
死亡届を出さず、遺体と一緒に
生活して、年金をもらい続けていた、
という報道も以前ありました。
ただ、私の経験で申せば、
延命で長生きさせようと
いう方は利己主義的で、
一方、延命を拒否する方が
親孝行とも言えないんです。
これらが、本人や（本人の希望を
前提とした）家族の、死生観からの
結論なら、前述のとおりで、
どちらが正しいというのは無いと思います。
つまり、延命を求める方には、
年金とか財産の問題ではなく、
純粋に死生観からそうおっしゃる方も
いらっしゃるはずです。
一方で、延命を求めない方の中にも、
死生観からそうおっしゃる方ばかりではなく、
早く亡くなってくれれば、
相続財産も早く入る、と期待されて
いる方もいます。
（それなりの資産をお持ちの方など…）
また、医療費のかかる御病気の場合、
早く亡くなってくれた方が、
負担する医療費が減り、
相続財産の目減りが減る、
と考えている方もいます。
つまり、胃ろうをする／しない、
延命治療をする／しない、
という結論だけで、どちらが
良い／悪いの判断をするのは
私は危険と思いますし、
この記事は、その辺についての
考察は足りないのではないか？
と思っています。
ただ、医療現場での切実な事情
ということで、一読の価値ありと思い、
今回ご紹介した次第です。
【9/7追記】
コメント返信にも書きましたが、
たまたま年金目当て死亡放置という
下記の報道を見つけました。
「最近お父さんの姿を見かけない」
町内会長から通報 遺体は70代父親か
…自宅に死体遺棄 51歳女逮捕
https://www.uhb.jp/news/single.html?id=14694
