たまたま音楽関係について
ちょっと検索して調べていましたら、
「音楽家 変な人多い」
という検索候補が出てきました。
なんか興味をそそられて、
クリックしたら、出てきたのがこれ。
作曲家変人ランキング
【クラシック作曲家は異常者ばかり!?】
https://otomamire.com/eccentric-composer/
「異常者」というのは、さすがに
ちょっとどうかと思いましたが、
まあ、こういうネタは昔からありますよね。
また、作曲家だけでなくて、
聴き手と言うか愛好者(私も?)も
そういうことを言われたり言われなかったり…。
それと、読んでみて、このランキングの
順位付けもよく分かりません。
なお、それをどう評価するかはともかく、
書かれているエピソードは、おおむね、
事実だとは思います。
ただ、最近は音楽学の研究が進んで、
違う事実も出てくる場合があります。
例えば、モーツァルトに出てくる
エピソードは、ホルンのロイトゲープ
だと思いますが、こういう言い方ですと、
ちょっとイメージが変わります。
Joseph Leutgeb
http://www.marimo.or.jp/~chezy/mozart/et/leutgeb.html
モーツァルトとは大の親友で、
冗談と悪ふざけの相手。
モーツァルトはいたずら好き
https://www.yamaha.com/ja/musical_instrument_guide/horn/trivia/trivia006.html
しかし、その文言には「うすばかののろまで
貧乏なロイトゲープさんをあわれんで
この曲を書きました」などと記され、
楽譜も赤や青など4色のインクで
わざと見づらく書かれていました。
しかも、当時のホルンにはバルブがなく
ベル内の右手による調整(ハンドストッピング)
だけで音階を吹いていたので通常なら
右手でふさぐ音を少なくするはずなのに、
敢えて右手でふさぐ音ばかりのフレーズを
書いて難しくしました。
モーツァルトはいたずらが
大好きだったようです。
⇒右手だけで調整できてしまう
ロイトゲープはすごいと思うし、
その技量を見込んで書いた
とも言えるわけで……。
また、マーラーについては、
こんな定説を覆す研究も……。
別に、「良からぬことは良からぬこと」で
擁護するつもりもありませんが、
まあ、私のような凡人であっても、
良きにつけ悪しきにつけ、
いろんな側面がありますし、
また、「人物と作品は別」とも言えますし、
あるいは、大きすぎる才能を
背負ったがため、中々世間一般の
常識と合わない、ということも
あるかと思います。
ということで、今回はかんたん投稿でした。